『エンダーのゲーム』(オースン・スコット・カード)
アフィリエイト貼ろうと思ったら中古しかなくて驚きました。
こんな面白い本なかなか無いのに。
日本語訳があまりよろしくないので、新訳でどこかに出版してくれませんかね。
長男ピーター、長女スーザン、次男のエドマンドに末っ子のルーシー。ベンジー家の兄弟は、戦争のために田舎の屋敷にあずけられました。屋敷はとても大きくて、子供たちは好奇心いっぱいに探検をして遊びました。ある日ルーシーが、遊びの最中に古いタンスのなかにもぐりこみますと、そこは一面の銀世界。なんとタンスは、異世界への入り口だったのです。ルーシーはそこでフォーンのタムナスさんと知り合いになるのですが──ストーリーはとてもシンプル。
万物理論とは、すべての自然法則を包括する単一の理論である。2055年、人類はこの夢の理論を完成させつつあった。ただし、有力な学説は3種類。もちろん正しい理論はひとつだけ。3人の物理学者は、その理論を南太平洋の人口島で発表することになっていた。科学ジャーナリストのアンドルーはこの万物理論についての番組を制作することになり、島へと乗り込んだが、そこにはいくつものカルト集団が待ち受けていた。また、世界には謎の奇病が蔓延し・・・ちょっと長いんでねーの? というのが率直な感想。ジーナとの別れのくだりなんかは、正直とても胸に突き刺さったんだけど、全体の構成を考えると不用だったと思います。自己のアイデンティティを主題として扱う以上、アンドルーのキャラクターを掘り下げて書く必要があったのはわかるけど、でも、ちょっと長いよなぁ。
遠い未来。人類は、チェンジーム人が残した恐るべき攻撃機械のために、絶滅の危機に瀕していた。 生き延びた人々の一部は、強力なカリスマを持つ指導者ジュピターに率いられ、 “理想の地”であるとされるコミュニオンを目差し、陥穽星へと降り立ったが……まずね。邦題に文句をつけたいです。なんで「DECEPTION WELL」がこんなんなっちゃうかなぁ。 ボーアメイカーが売れたから、同じようなタイトルがいいと思ったんでしょうか。 他にも翻訳にはいろいろ違和感を感じてしまいました。「陥穽星(かんせいせい?)」とか「絹市(きぬし?)」とか、 声に出して読みづらいっつーの。シルクシティでもよかったんじゃないかと思うんですがどうですかね。
朝早く、電話のベルが鳴った。ミス・マープルが受話器を取ると、バントリー夫人のひどく興奮した声が伝わってきた。ありふれた書斎に奇想天外な死体を用意したという意欲作。意欲作なのかな? クリスティならちょちょいと書けちゃったのかもしれませんけれども、面白かったです。
「書斎で死体が発見されたの!」
まるで推理小説のような殺人事件。ミス・マープルの推理が冴える──
旧友の招きでスタイルズ荘に滞在することになったヘイスティングス。しかしそこで彼は、殺人事件に巻き込まれてしまう。別荘の持ち主であるイングルソープ夫人が、未明に毒殺されたのだ。偶然村に居合わせた名探偵エルキュール・ポアロが捜査に乗り出すが──いやー、面白いですね。ヘイスティングスが。「少しは推理の才能を持っていたので」とか言い出したので「ええ!?」とか思ってたら、ボケるボケる。シンシアに対する「優しい言葉」なんか渾身の力で突っ込んであげたいです。ま、ぼくも全然犯人がわからず騙されていたので、あんまり彼のことを笑えないんですけどね。
奴らは地球人に化けるが、確実な判別法があった。今までは──『フヌールとの戦い』うーん。個人的にはイマイチでした。やっぱりSFの短編といえば鮮やかな切り替えしを期待してしまうのですが、 「そう来たか!」とまでは思わせてもらえなかった、という感じ。 『CM地獄』『小さな街』なんて、ええ? それで終わり? と思ってしまったんですよねぇ。
アナーキスト達の時代にロボットの統治が統治する国がまだ──『最後の支配者』
観測したことで変わってしまった未来。原因を調査に赴くが──『干渉する者』
サーカスから超能力を使って勝ち取ったもの。だが、それは──『運のないゲーム』
CM過多時代。ついに、自分自身をの実演販売をする商品が──『CM地獄』
テラ人は戦争に勝ったことになっている。だが彼には疑念が──『かけがえのない人造物』
完全再現された、ミニチュアの街。ある日ハスケルはそれを──『小さな街』
法令では12歳以下の子供であれば《生後堕胎》が許される──『まだ人間じゃない』
ナチスの老幹部が死ぬ間際に語った、《総統のたくわえ》の秘密。 それは、五億ドルにも相当する絵画の数々で、第三帝国復興のための隠し財産だった。 ネオナチの幹部ブルナーは凶悪な男デッカーを使い、次々に秘密の鍵を握る人物を殺害していく。 FBI捜査官ファロンは国際美術研究財団のシヴィアと共にデッカーらを追い始めるが──相当の蓄え、じゃないっすよ。
十二歳の誕生日をすぎてまもなく、ぼくはほぼ四六時中、しあわせな気分でいるようになった。 ぼくの脳には腫瘍ができていた。その悪性の腫瘍が生じる過程のどこかで、 エンドルフィンを作るのに必要な遺伝子のスイッチが入ってしまったらしい。 しかし、このままにしておいては、余命は数年といったところだ。ぼくは手術を受けることになったが──これが表題作の『しあわせの理由』。 他に『適切な愛』『闇の中へ』『愛撫』『道徳的ウイルス学者』『位相夢』 『チェルノブイリの聖母』『ボーダー・ガード』『血をわけた姉妹』の、全9編を収録した短編集です。
19世紀パリ。華麗なオペラ座の舞台裏では、奇怪な事件が続発していた。 そして事件に関わったものは皆、口をそろえてこういうのだった。 これはオペラ座の幽霊の仕業だ、と。 ある日その幽霊から、オペラ座支配人のもとに脅迫状が届いた。これはこういう話だったのかー、とか、これどうやって舞台で表現してんのかな? とか。 有名な作品だから、そんなことを考えて読んでるだけでも結構おもしろかったです。
「歌姫クリスチーヌ・ダーエを主役に起用せよ」
しかし支配人はその要求を突っぱねた。 そしてその夜、悲劇は起きた──
若く才能に溢れる青年魔法使い・オーブリイは、 変身術を学ぶため、その技では世界一と謳われる老魔術師・グライレンドンのもとに向かった。 そこで彼を出迎えたのは、魔術師の妻・リリス。豊かな緑色の瞳に完璧な無関心を浮かべるその女性に、 やがてオーブリイは想いを寄せるようになっていった。しかし彼女は、自分には“愛”という感情が理解できないのだという──適当に手にとって読んでみたのですが、なかなかの当たり。ネタそのものは読みはじめたらすぐに分かってしまうので、 ちょっと序盤が長すぎるんじゃないの? とか思ったりもするのですが、それでも、クライマックスの盛り上がりから 印象的なエピローグまでが素晴らしいので許せてしまいます。
新興教団『チェンジ』からは危険な兆候が読み取れる──。いや、キングってエースの13倍くらい凄そうな気がするじゃないですか。 いや、普通はエースのほうが強いのか?
宗教学者アン・ウェイバリーは、FBI捜査官の依頼によって、単身『チェンジ』への潜入捜査を開始した。 しかしそこには、18年前に失くした娘に生き写しのような少女がいた──。
今年もダーズリー一家と夏休みを過ごすハリー。 しかし、13歳の誕生日、ついにハリーは爆発してしまった。 意地の悪いマージおばさんを、魔法で風船のように膨らませてしまったのだ。 規則を破って魔法を使ってしまったハリーは、憂鬱な気分でダイアゴン横丁へと逃げ出すが、 そこには魔法省大臣のファッジが待ち構えていた。 重い罰則を覚悟するハリーだったが、何故かファッジはハリーを罰することはせず、 ただその無事を喜ぶばかり。 それもそのはず、ハリーはアズカバンから脱走した囚人、 シリウス・ブラックにその命を狙われていたのだった──ルックスはのび太似のハリー君ですが、今回は行動もちょっと のび太くん。 そのワガママ加減はどうなのかなぁと思うけど、子供たちには多少いたずらっ子が主人公のほうが いいんですかねぇ。ダンブルドラ校長も、あんまりハリーを甘やかしたらいけないと思いますよ。
ぼくの世界はずっと前々から、ほんとに重大なことをするための時間のある世界なのだ。 憂鬱になっているネズミに立ち止まって話し掛け、カンの葉の茂みの上に降りそそぐ日光を眺め、 ぬれた草の中でバラの香をかぐ。それから、一日の終わりに一杯か二杯のマルティーニ。 ところが人間どもときたら、つい鼻先にあることさえほとんどわかっていない。 ぼくは彼女のタイプライターを使って、物を書いてみることにした。 だけどチャーリーにこれが見つかったら大変だ。 犬が酒を飲むのがおかしいと思っている彼だもの、犬がタイプで日誌をつけてると知ったら、 笑って笑って心臓発作をおこしちまうだろうな……。と、言うわけで犬が書いた日誌ですが、ちょっと一言。
かつて古代の王カーリダーサが楽園の泉を築いた土地タプロバニー。 それから二千年の後、ここに天を貫く新たな塔が作られようとしていた。 赤道上を地球の自転と同じ速さで動き、そのため同じ地点の上空に静止しつづける人工衛星。 そこからケーブルを地上へとたらせば、地球と宇宙を結ぶ巨大なエレベーターを作ることができるはずだ。 この壮大な夢を実現させるため、科学者ヴァニーヴァー・モーガンはタプロバニーへとやってきたのだが──古代の王の伝説、聖地に住む僧たち、地球外知的生命《スターホルム》。 一見バラバラにも見える要素に最初は戸惑ったのですが、これらがうまく絡み合って、 宇宙エレベーターにかけるモーガンの夢へのモチーフになっています。
名探偵ポワロのもとに一通の手紙が届いた。 ABCと名乗るその人物は、イギリスの警察とポワロに挑戦状を叩きつけたのだ。 間もなくアンドーヴァー(A)でアリス(A)という老女が殺された。 犯人は次にベクスヒル(B)での殺人を予告し、給仕女ベティ(B)が殺された。 更にチャーストン(C)ではカーマイクル卿(C)が殺され、 次はドンカスター(D)だという予告状が届いた。 一見無関係とも思えるこれらの被害者に、共通点はあるのだろうか? アルファベットの順番に拘る意味は? ポワロへ挑戦をしてきた意図は? やがてポワロの灰色の脳細胞が、犯人の姿を描き出す──ってことで。むかーし一回読んだことがある気もするのですが、見事にやられました。いやー、やっぱり傑作です。
バスク独立運動の過激派ハイメ・ミロは政府から追われていた。 軍のアコーカ大佐は執拗にハイメを付け狙い、彼らが潜んでいるとされる修道院を襲撃したが、 そこには敬虔なシスターたちしかいなかった。 しかし大佐の狼藉は収まることを知らず、院長は4人のシスターを脱出させた。 長い間外界との接触を断っていたシスターたちは右も左も分からずに苦労するが、 やがて逃亡中のハイメ・ミロ一行と出くわした──いまリアルで起きてるスペインのテロとはわけが違いますが…… 独立のために戦う英雄であり、破壊と暴力のテロリストでもある男の話。
看護婦レザランは、恩師の紹介によってメソポタミアの遺跡調査団宿舎で働くことになった。 彼女の仕事は、団長であるレイドナーの妻ルイーズの身の回りの世話。 しかしルイーズは、時おり姿を見せる何者かを異常なまでに恐れていた。 ルイーズに寄ればそれは、彼女のの前夫だという。 死んだはずの男から、いまも脅迫状が届いているというのだ。 レザランには、そしてレイドナーにさえもそれは信じられない話であったが、 間もなく第一の殺人が起きてしまった──まずはレザラン看護婦のキャラが面白い。一人称の手記という形をとっているのに、こんなに遠慮のないひとは はじめてです。正直っちゃぁ正直なんだけど、もうちょっと他人に読まれることを考えようよ。 まあ、そうじゃないから面白いんだけれども。
《最終世界大戦》以後、死の灰に包まれた地球。 人類の大半は他の惑星へと移住して行ったが、それでも何千何万という人間たちがまだこの星にしがみついていた。ほとんどの動物が死に絶えた地球では、生きた動物を所有することが地位の象徴となっていた。 人口の電気羊しか持っていないリック・デッカードは、火星からの逃亡アンドロイドにかけられた懸賞金を狙って、 危険な狩りを開始した──『ブレードランナー』も見たことあるはずなんだけど、こんな話だったっけ? あの未来的な町並みと、レプリカントたちの妙な動きしか覚えてなかったりします。もう一度見てみようかなぁ。
西暦2130年、太陽系内に突如として謎の物体が現れた。 直径20km、自転周期4分という巨大な金属の円筒。 エンデヴァー号とその乗組員は“ラーマ”と名づけられたその物体の調査を開始した──まあストーリー自体は意外とシンプルなんだよね、この話。
意地の悪いダーズリー一家から解き放たれる、待ち焦がれた新学期。 しかしハリーは、「ホグワーツに戻ってはならない」と警告する“屋敷しもべ妖精”ドビーのおかげで 旅立つ前から散々な目にあってしまう。 やっとの思いで魔法学校へ辿り着いたハリーだったが、 そこには恐ろしい事件が待ち受けていた。 生徒たちが、次々に石になっていったのだ。 そしてその犯人であるという疑いが、ハリーの上に──子供向けと言えども意外にダークなところがあって、そこがまた受けるのかもしれませんね。 ハリーが、自分でも分からない自信の秘密について思い悩むところなんかは、なかなかドキドキさせる展開。 自作以降の伏線にもなっているようですし。
『マイノリティ・リポート』昨年トム・クルーズ主演で映画化された表題作。 二転三転するスピード感が面白いんだけど、 映画にするには短いので、映画版では結構な脚色が加えられているんだろうなぁ。見なきゃ。
犯罪予防局長官が予知分析カードに見たのは、自分自身の犯罪予知だった
『ジェイムズ・P・クロウ』
ロボットが世界する支配。人間で唯一〈テスト〉に合格し続ける男がいた
『世界をわが手に』
外世界に新しい生命を見出せなかった人類は、〈世界球〉に夢中になった
『水蜘蛛計画』
質量復元の公式を得るため、移住局は1954年から予知能力者を連れてきた
『安定社会』
ベントンの発明は拒否された。しかし彼自身、それに覚えがなかったのだ
『火星潜入』
地球への最終便にテロリストが乗っている。しかし嘘発見器の反応はなく
『追憶売ります』
火星への渇望を抑えきれないクウェールは〈記憶〉を買おうとするのだが
原稿を仕上げるため、砂漠の一軒家で缶詰になっているSF作家のルーク。 そこに突然、緑色の小人があらわれた。ちなみに「やあ、マック」ってのは日本語でいうと「やあ、にいちゃん」程度の意味とのこと。
「やあマック、ここは地球だろ?」
この馴れ馴れしく、悪戯好きで、意地の悪い小人たちは、 地球上に大挙して押し寄せ、至る所で騒動を起こした。 彼らの目的は? 撃退方法は? 彼らが火星に帰る日はくるのだろうか──?
幼いころに両親を失ったハリー・ポッターは、意地の悪い叔父のもとでつらい毎日を送っていた。 しかし11歳の誕生日を迎えたその朝、ハリーに生まれてはじめての手紙が届いた。まあ今更って感じですが、面白かったですよ。 ただ、映画版を見たときにも 「そこまで面白いか??」というのはあるけど、ブームっていうのはそれだけで付加価値だしね。
階段下の物置内 ハリーポッター様
ポッター殿 入学を許可します ホグワーツ魔法魔術学校
ハリーは魔法学校ホグワーツへと旅立った。それが冒険の始まりだった──
狂信的な母に育てられた16歳の少女キャリー。 抑圧された心は行き場をなくし、彼女の中で日々大きくなっていた。 そしてハイスクールでのいじめが、それを解き放った。 秘められた恐ろしい力が、チェンバレンの街を焼き尽くす──暗ーい話です。どう考えてもハッピーエンドにならないのが分かってるので、 キャリーを見てるのが辛くって。
火星へ向かった最初の探検隊は、一人も還ってこなかった。 つづく二度目の探検隊もまた、同じ運命をたどった。 しかし、人類は次々に火星へと押し寄せた。 火星の山や火星の海には、地球人の名がつけられた。 やがて火星に地球人の街ができたが、そこに火星人の姿はなくなっていた──そんなわけで超名作と名高い(らしい)『火星年代記』。 1946年(!)に書かれた25篇の連作オムニバス小説です。 当時、火星人襲来みたいな話はたくさんあっても、火星の側から地球人の侵略を描いた作品ってのは、 斬新だったんだろうなぁ。 話自体も流石の出来で、ユーモアがあって、風刺的で、詩的でもあります。 読んで胸躍らせる、みたいな話ではないけれど、余韻の残る作品でした。
十一年前に起きた連続殺人事件をまとめた『にじみ出る血』。 この本は世間の注目を集め、犯罪記者モリー・ケイツの出世作となった。 事件の犯人ルイ・ブロンクの死刑執行まで一週間と迫ったある日、モリーはその立会人に指名された。 それも、他ならぬルイ自身の指名によって。 モリーは彼の最期を見届け新たな記事を書こうとするが、なんとルイは過去の自白を撤回し、 自分は無実だと主張した これは冤罪だ、自分は無実だと。モリーは真実を探ろうと決意するが──犯罪記者モリー・ケイツのシリーズ第一弾。 第二弾の『神の名のもとに』は先に読んじゃったのですが、面白かったですよこれは。
ホビット庄のフロド・バギンスが、叔父のビルボから譲り受けた魔法の指輪。 それは「ひとつの指輪」──冥王サウロンがその強大な魔力を注いで作り上げた、恐るべき指輪でした。 もし再びこれがサウロンの手に渡れば、世界は闇と絶望に支配されるでしょう。 指輪を処分する方法はただ一つ、火の山・オロドルインの火口にそれを投げ込むこと。 フロドは仲間たちとともに、指輪を捨てる旅に出るのでした──というわけで、北欧ファンタジーの王様的なこの話。
ナノテクノロジーと生物学の進歩によって、人類は数百年もの寿命を獲得していたが、 それでもなお、殺人というものが消えることはなかった。 今回 女性刑事シャーロット・ホームズが扱うことになったのもその殺人事件のひとつだが、 これは中でも異例中の異例と言っていい事態だった。 現場を訪れた彼女が見たのは、死体に絡みつく植物。それは、遺体の肉を栄養とし成長する花々であった。 シャーロットは、フラワー・デザイナーのオスカー・ワイルドらと友にこの不可思議な事件に挑む──ってことで未来を舞台にしたホームズのパステーシュ、かと思ったら、全然ちがいました。 騙された! 現代は「Architects of Emortality」と、ホームズのホの字もはいってないみたいなので、 こりゃ訳者だか編集者にやられてっていうことですね。
アンドリューは小説家を志していたが、 飛行機事故にあってからというものは何も書けなくなり、 大会社の副社長である父親のもとで不本意な仕事を続けていた。 ある日、アンドリューは父親の命令でマサチューセッツ州にあるテイル館に向かった。 館の持ち主であった大叔母の亡きいま、その土地をどうするか。それを決定するための調査だった。 しかし、廃屋になっているはずのその館には、いまもなお住んでいる人々がいたのだった──今回もギルマンらしいお話。 主人公が事件に巻き込まれて、エキゾチックでミステリアスな人物と出会って、 何か大切なものに気が付いて、そして成長していく。 パターンっちゃぁパターンですけど、これはこれで安心して読めるってもんです。 すごくドキドキするとか、すごくビックリするってことはあんまりないんだけど、