『ゲームシナリオ作法』(川邊一外)
何かの仕組みを知るのって面白いですよねぇ。
映画畑出身の著者がゲームのシナリオについて熱く熱く語ってる本なんですが、流石にベテランだけあって方法論が確立されています。
特に面白いなぁと感じたのが、基礎編その4の「構成の問題」。
一時間半~二時間の普通の映画、あるいはテレビのドラマは、ほとんど例外なく、七つのシークエンスによって構成されています
「ほとんどは言い過ぎじゃないか」とか思いながら読み進めると、以下のような構成が例示されています。
映画畑出身の著者がゲームのシナリオについて熱く熱く語ってる本なんですが、流石にベテランだけあって方法論が確立されています。
特に面白いなぁと感じたのが、基礎編その4の「構成の問題」。
一時間半~二時間の普通の映画、あるいはテレビのドラマは、ほとんど例外なく、七つのシークエンスによって構成されています
「ほとんどは言い過ぎじゃないか」とか思いながら読み進めると、以下のような構成が例示されています。
(1) 超目標の確立
(2) 第一行動の着手→失敗
(3) 向こう岸から船が来る→第二行動→失敗
(4) 積極的な第三行動→かなりの成功を示すも、そのことで却って窮地に
(5) 絶体絶命の窮地
(6) クライマックス
(7) エピローグ
おお、なるほど! たしかにこれは面白いパターン。
チェックリストなんかもついてるし、「シナリオを書く」ことの入門書として、ためになる本だと思います。
ただ、これはおそらくなんですが、著者の川邊一外さんは、この本の執筆時点ではまだゲームのシナリオを書いたことは無いように見えます。
後に『玉繭物語』のシナリオを手がけているようなので、続編にあたる『ゲームシナリオのドラマ作法』
のほうも読んでみたいですね。たぶんそっちは実際にゲームシナリオを手がけた経験が反映されてるんじゃないかと期待しています。
(2) 第一行動の着手→失敗
(3) 向こう岸から船が来る→第二行動→失敗
(4) 積極的な第三行動→かなりの成功を示すも、そのことで却って窮地に
(5) 絶体絶命の窮地
(6) クライマックス
(7) エピローグ
おお、なるほど! たしかにこれは面白いパターン。
チェックリストなんかもついてるし、「シナリオを書く」ことの入門書として、ためになる本だと思います。
ただ、これはおそらくなんですが、著者の川邊一外さんは、この本の執筆時点ではまだゲームのシナリオを書いたことは無いように見えます。
後に『玉繭物語』のシナリオを手がけているようなので、続編にあたる『ゲームシナリオのドラマ作法』
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