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『ヴァン・ヘルシング』

 初詣で大吉をひいたんですが、同時に風邪もひいてしまいました。
 そんなわけで嫁さんのノートPCを借りて書いてなかった分の感想を。たしか去年の9月ごろ見たんだ、これ。

 吸血鬼と戦う男ヴァン・ヘルシングの物語。
 吸血鬼・狼男・フランケンシュタインが出てくる話といえば今までは『怪物くん』しかありえなかったんざますが、この作品にも全員登場しますよ。

 19世紀末のヨーロッパ。バチカンの闇組織に所属するモンスターハンターのヴァン・ヘルシングに、また新たなる指令が下された。トランシルヴァニアを支配するドラキュラ伯爵の手から麓の村を救うこと。そしてそこにはまた、ヘルシングの失くした記憶を取り戻すための鍵があったのだった。ヘルシングは相棒のカールを伴い、現地へ赴くが──
 ええと、まず大前提として、この作品はゴシック・ホラーではありません。
 それを期待して見てしまうと果てしなく失望してしまうので、アクション娯楽大作なんだよということは意識しながら見ることです。『ハムナプトラ』のスティーヴン・ソマーズ監督作品だと聞けば、分かる人には分かりますよね。
 で、アクション娯楽作品として見てみると、なんか、つまらないこともないんだけどさほど面白くもないという微妙なライン。
 ストーリーは明らかにも物足りないんだけど、バカ作品だからこれでいいんだと言えるほどの開き直りもなく。キャラクターの魅力ももうひとつ掘り下げられてない気がします。
 「怪物とアクションが見られればいいんだよ!」っていう大らかな(?)気持ちで見る映画なんでしょうね。

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