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『マリと子犬の物語』

 うわあん、なんだよこれ!
 映画やテレビの世界ではよく「子供と動物には勝てない」なんて言いますが、その2つが両手にベタと実話を持って攻めてくるんですよ。反則ですよこんなの!
 おっさんになってくると涙腺が緩んで困るなぁと実感できる映画です。


 ※↑ノベライズ版

 新潟県中越地震で実際に起きた話をもとに作られた映画──ってことなんですが、実際には随分フィクションも入っているようです。
 そのフィクション部分が、ハッキリ言ってかなりベタ。演出もちょっとクサすぎなんですが、主演の女の子(佐々木麻緒)の演技がやばすぎる。
 この子が泣きだすとこっちの涙腺もブワーっと。瓦礫に埋まったままで家族のことを心配するシーンでまたブワーっと。
 ああ、もうお父さん何でも買ってあげるからッ!

 まあ所謂「映画好き」にはウケないでしょうが、家族で安心して見られる貴重な映画だと思います。
 ただ、子供に泣き顔を見せたくないお父さんは要注意。覆面して見るといいですよ!

 公式サイト:http://mari-movie.jp/index.html

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