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『デセプション・ポイント』(ダン・ブラウン)

「ハリウッド映画みたいな小説知らない?」
 と聞かれたら自信を持って「これ!」と言える小説です。
 ホント、このまま映画化できますよ。
 『ダ・ヴィンチ・コード』のダン・ブラウン作品です。



 大統領選の真っ只中にあるアメリカ。現職とその座を争う対立候補の娘・レイチェルは国家偵察局の優秀な局員であり、その仕事は大統領へ提出する機密情報を分析することだ。そんなある日、彼女は大統領の特命を受けて北極へ飛ぶことになる。NASAが史上に残る大発見をしたため、それを確認して欲しいとのことだったが──
 今回もすごく面白い!
 と言いたいところだったんですけど、実際充分に面白い作品なんですけど、比べると『天使と悪魔』のほうが上ですかね。
 構成が似通ってるので新鮮味が薄れちゃってるんですよね。
 王道だから仕方ないっちゃ仕方ないんですけど、流石に次も同じパターンだと飽きてしまいます。次回は違うパターンで度肝を抜いて欲しい。
 とは言え、ジェットコースター小説が読みたいかたには安心して勧められる小説です。面白かったですよ!

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