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『竜馬がゆく(3)』(司馬遼太郎)

 そういえば以前浅草に行ったときに勝海舟の銅像を見つけたのを思い出しました。
 浅草と勝海舟って何か関係あるのかなーと思って調べてみたら、通ってた道場が浅草にあったってことみたいですね。
 興味のあるかたはアサヒビールの近くを周ってみてください。自販機のボタンを押す格好で待ってますよ。


 と、いうわけで勝海舟登場の巻。
 勝に出会ったことで竜馬の運命が大きく動き出します。
 結構大きな出来事を意外とあっさりと描いちゃうんで、司馬作品には時々吃驚させられるんですよねぇ。
 一介の郷士に過ぎなかった竜馬が、あれよあれよと言う間に大きなことをやりはじめました。
 まあ、でも人物が出会った年なんかは史実の通りなんでしょうから、歴史が動くときっていうのはこんなものなのかもしれないですね。
 竜馬は大物だ、竜馬は人を惹きつけると、ことあるごとに描写されてきて、「何もしないでそんなに魅力あるひといるかなぁ」なんて思ったりもするんですけど、勝海舟が脱藩浪人風情にここまで目をかけたという事実を見せられると、もう竜馬という人物の魅力なんだと思うしかないのかもしれませんね。

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