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『たそがれ清兵衛』(藤沢周平)

 『トリビアの泉』で日本刀 VS ピストルを観たときは正直カッチョイイ!と思ってしまいました。人を殺めるための武器には違いないんですけどね。こっちの映像なんかを見てても、なんか、アホでも人を殺せる武器と、血の滲むような努力の末に身につける武器っていうのは、何かが少しだけ違うんじゃないかと思います。
 剣を持って生きるからには、いつか己の身にも刃が降りかかる。そういう覚悟があった時代。そんな中でも、地に足をつけて生きようとする男たち。そういう話です。



 『たそがれ清兵衛』『うらなり与右衛門』『ごますり甚内』『ど忘れ万六』『だんまり弥助』『かが泣き半平』『日和見与次郎』『祝い人助八』の8編を収録。
 タイトルを一見してわかるように、ちょっと癖のあるヒーローらしくない男たちが主役なんですが、剣の腕はみな確かです。
 ちょっと衝撃的だったのが、上意討ちのシーン。敵に非があることが明らかで上意も降りているのに、剣の腕が立つから迂闊に手を出せないという状況があるんですよね。もっと昔の無法な時代ならともかく、江戸時代でもこういうことがあったのかと。まあ銃なんてものもなかったし、人を裁こうとするときには自らも傷つく覚悟が必要だったと。潔いといえば潔い時代ですね。
 ま、ぼくは弱いんで現代でよかったなと思いますけど、時代や環境が違えば必死に剣を学んだんでしょうかね?

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