『スナーク狩り』(宮部みゆき)
これは久々に来ましたよ! 宮部みゆきの作品はこれだから!
最初から最後まで気の抜けない、スピード感あふれるサスペンスです。
最初から最後まで気の抜けない、スピード感あふれるサスペンスです。
結婚式の会場に現れた若い女。その手にはケースに隠した散弾銃があった。 一方その頃 彼女の家の付近では、別の男が別の理由のために、彼女の銃を奪う計画を立てていた──あまりストーリーを書いてしまうと、このどう転がるか予想できない面白さを削いでしまいそうなので、このくらいで。これでも書きすぎかなぁ。
それぞれの人物がそれぞれの理由で、「気の狂ったリレー」を続ける物語。ゴールは一体どこにあるのか。何のために走っているのか…。
ルイス・キャロルの『スナーク狩り』という詩がこの作品のモチーフとなってはいますが、もしこの作品を知らないのなら知らないまま読むことをオススメします。読み進めて最後、その意味が分かったときに作品の重みがぐんと手ごたえを増す。そんな気がしますよ。
一応Wikipediaへのリンクも張っておこうかな。読後にどうぞ。
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