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『ICO -霧の城-』(宮部みゆき)

 いまだに『ワンダと巨象』を検索キーワードに来てくれる人がいてくれるんですが、『ワンダと巨像』ですよ! パオーンじゃないよ! まあ、期待どおりなんですけどね。

 というわけで、今日はワンダチームの出世作『ICO』のノベライズ版を読みました。ベストが出て安くなってるし、オススメのいい作品ですよ。個人的には先にゲームをやってから小説を読むのがいいと思います。

 数十年に一人、トクサの村には角の生えた少年が生まれる。 それは生贄の印。イコは生まれたときから、村の犠牲になることが決まっていたのだ。 イコが13歳のある朝、その角はぐんと成長し、彼が《霧の城》に捧げられる日の到来を告げた──
 ノベライズといっても原作のストーリーを忠実に再現したものではなくて、あくまでも「『ICO』の世界をベースにした物語のひとつ」という位置づけらしいです。
 とは言え、懐かしい! 恐る恐る駆け上がった螺旋階段に、城外の絶景。シャンデリアの部屋に、外周を走るトロッコ。あのときのあの舞台が無理なくストーリーに溶け込んで、ゲームで駆け抜けた霧の城の思い出をよみがえらせてくれます。
 もちろんせっかく小説という形態をとっているので、ゲーム中では語られなかった「謎」に対する「回答」も与えられています。ヨルダは何故、檻の中に捕らえられていたのか。あの黒い影の正体は何なのか。霧の城は如何にして呪われた城になったのか──
 この小説版を評価していないひとは、ここが引っかかるんでしょうね。過剰に説明してしまっている。特にヨルダについてはプレイした人の数だけヨルダ像があるでしょうから、「こんなのヨルダじゃない!」という人もいると思います。最初に言ったとおり「これもICOの世界のひとつ」と割り切れるかどうか、そこで好き嫌いが分かれそうです。
 あとはちょっと、話が勧善懲悪に寄りすぎているところも気になったかな。『ブレイブ・ストーリー』を読んだときにも思いましたけれども、宮部さんはファンタジーを書かせると意外なほどベタになりますね。
 全体的には楽しめたんですけれども、ゲームをやってないひとが読んでも面白いのかは感想を聞いてみたいところです。でもゲームをクリアしてから読んだほうがいいと思う。

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