『ナルニア国ものがたり1 ライオンと魔女』(C・S・ルイス)
本日公開の大作映画!の原作です。
読み終わって一番感じたのは、「子供の頃に読みたかった」ということですね。男の子ならピーターに、女の子だったらルーシーに、きっと憧れるんじゃないかな。
文章が全体にとても優しくて、特にこの一文は最高でした(ネタバレ?反転で)。
「それからみんなは、エドマンドとふたたび仲良よしになれたことがはっきりするようなことを、ごくふつうにさりげなくいいたいと、いっしんに思いましたが、もちろん、そうやすやすといえるものではありません」
そんなわけで、きっとすぐに読めると思うので、一回読んでみると面白いと思います。子供がいる家では読ませてあげるといいんじゃないかと。
で。ついでにというか、どうしても触れておきたいのが瀬田貞二さんの超訳。
『指輪物語』で『ストライダー』を『馳夫』と訳したのもナイスでしたが、なんといっても巨人ですよ巨人。
名前を問われた巨人が答えていわく、
「はい、きょうしゅくです。巨人ごろごろ八郎太と申します」
ごろごろて! どこまで名前なんだと思ってたら
「八郎太家の巨人は、みんないいひとたちですよ」
八郎太は苗字でした。ありえねえ。
あんまりありえなかったので巨人を主人公にゲーム作っちゃいました。次のエントリに続く。
長男ピーター、長女スーザン、次男のエドマンドに末っ子のルーシー。ベンジー家の兄弟は、戦争のために田舎の屋敷にあずけられました。屋敷はとても大きくて、子供たちは好奇心いっぱいに探検をして遊びました。ある日ルーシーが、遊びの最中に古いタンスのなかにもぐりこみますと、そこは一面の銀世界。なんとタンスは、異世界への入り口だったのです。ルーシーはそこでフォーンのタムナスさんと知り合いになるのですが──ストーリーはとてもシンプル。
読み終わって一番感じたのは、「子供の頃に読みたかった」ということですね。男の子ならピーターに、女の子だったらルーシーに、きっと憧れるんじゃないかな。
文章が全体にとても優しくて、特にこの一文は最高でした(ネタバレ?反転で)。
「それからみんなは、エドマンドとふたたび仲良よしになれたことがはっきりするようなことを、ごくふつうにさりげなくいいたいと、いっしんに思いましたが、もちろん、そうやすやすといえるものではありません」
そんなわけで、きっとすぐに読めると思うので、一回読んでみると面白いと思います。子供がいる家では読ませてあげるといいんじゃないかと。
で。ついでにというか、どうしても触れておきたいのが瀬田貞二さんの超訳。
『指輪物語』で『ストライダー』を『馳夫』と訳したのもナイスでしたが、なんといっても巨人ですよ巨人。
名前を問われた巨人が答えていわく、
「はい、きょうしゅくです。巨人ごろごろ八郎太と申します」
ごろごろて! どこまで名前なんだと思ってたら
「八郎太家の巨人は、みんないいひとたちですよ」
八郎太は苗字でした。ありえねえ。
あんまりありえなかったので巨人を主人公にゲーム作っちゃいました。次のエントリに続く。
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