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『夏草の賦』(司馬遼太郎)

 これが冬草だったらね!
 ドーナツのド
 みたいなタイトルになってたんですが、惜しいところでした。

   戦国時代、土佐に生まれ四国を制した英雄・長曽我部元親の生涯を描いた作品。
 場所は違えど、「夏草や兵どもが夢の跡」からつけたタイトルなんでしょうかね。
 前半は四国最強の兵・元親の野望と情熱を。後半はまさに「夢の跡」ともいうべき斜陽の半生を描きます。
 これが、すごい。秀吉に敗れてからの元親の人生は、みじめといえばとてもみじめなもの。 小説の書き方でいえば、戦に破れたところでラストを迎えてしまってもよかったところを、 その後にもそれまでと同じだけのボリュームで筆をさくところが、歴史小説家ならではなのだろうな、と思います。
 息子の盛親を主役にすえた『戦雲の夢』という作品があるらしいので、こっちも読まなきゃ。
『夏草の賦』
司馬遼太郎
ISBN4-16-710524-1

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» 戦国の幕開け [毘 ~DRIVER'S 弐~]
非常に読み応えがありました。TOEICの通信講座そっちのけで読みふけりました。おかげでTOEICの結果はそりゃあもう・・・。まあ勉強したところで高が知れてますが... [続きを読む]

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