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『剣客商売 陽炎の男』(池波正太郎)

 なんだか最近歴史物や時代物を読むことが多くなっていて、なんでなんだろうオッサンになったからか? とか考えていたのですが、たぶん、
「めったに外さない」
 からなんですよね。歴史小説とか時代小説で評価されてる人の作品で、「うわーこれ合わない」と思うことって 滅多にないような。
 ってことで、なんとなく気に入ってきた剣客商売の第三弾。
大治郎が駆けつけた時、旧友浅田は囚われの身となっていた──『東海道・見付宿』
不二桜の亭主与兵衛は悪い遊びから大変なことに巻き込まれ──『赤い富士』
三冬の家が暴漢に襲われた。しかし男の狙いは三冬ではなく──『陽炎の男』
香具師の元締を怒らせた若者は、かつての弟子の息子だった──『嘘の皮』
娘をかどわかされた医者を救うため小兵衛が打った段取りは──『兎と熊』
結婚を控えた友人の身を狙うものが。大治郎は彼を救うべく──『婚礼の夜』
侍三人をやっつけた大力婆さん。しかし逆恨みをした男達は──『深川十万坪』
 今回は大治郎が大活躍、三冬の気持ちにも変化があらわれて……ってな感じでしょうか。 三冬のほうはなんだか唐突なような気もしたんですけど、まああんまり細かく心情をつづられても変な気もするし、 こんなもんですかね。このまま順調に朴念仁の大治郎とくっつくのか? そのうち子供とかできちゃうのか?  もうちょっと読み進めていってみますか。

『剣客商売 陽炎の男』
池波正太郎
ISBN4-10-115629-8

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