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『奇跡の人』(真保祐一)

 2003年2月の読売新聞によると
交通事故などで頭に大けがをして昏睡(こんすい)や植物状態が1か月以上続いた患者でも、3分の2が意識を回復している
 らしいですよ。
切れた神経が突然つながるという現象が起きているのだろう。家族の努力が大きいほど、よくなることも多い。
 という話も載ってて、こういう話もまんざらフィクションじゃないなぁと思いました。
 一度は脳死判定をされかかりながら九死に一生を得た相馬克巳は、他の入院患者から「奇跡の人」と 呼ばれていた。しかし彼は、事故以前の記憶を全て失っていた。 母親の献身的な介護によって、新たな人生を歩みなおした克巳だったが、 その母も、克巳の復帰を見ることなくこの世を去ってしまった。 8年間のリハビリ生活を終えて退院した克巳は、消えた過去を取り戻す旅へと出るのだった──
 前半は病院のシーン。涙腺の弱いひとならここだけ読んでも泣いちゃいそうなくらい。
 中盤からは克巳の過去が明らかに──なりそうでならなくて、でも、まわりみんないい人ばっかり なんだから、もういいんじゃないか? そう思うんだけど、やめなくて、後半は──
 後半も、もう止めたらいいのに、と思うけど突き進んじゃうんだよね。 まあ、そうじゃなきゃ話にならないんだけど。
 まあ真保作品が好きな方はどうぞ。前半ほんといい話なんだよなぁ。
 印象に残ったのが医者の先生のこのセリフ。
「人には、その──生き方というものがある。死に方ではなく、間違いなくそれは、ひとつの生き方なんだと思う。痛みをこらえて無理をするなんてのは、一見体を大切にしない浅はかな考え方のようにも思えてしまいがちだ。でもね、その時の生活がかけがえのないものであればあるほど、人はそれを大切にしようと思い、無理を重ねてしまうものだ」
 なるほどねぇ。

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