『笑わない数学者』(森 博嗣)
「笑わない数学者」よりもむしろ「爆笑する数学者」のほうが、何があったのか気になると思いませんか。
勝手なイメージとしては、数学者ってちょっと気難しそうだもんねぇ。
「そして、真の読み所は、トリックの解明も終え、日常的な十進法を越えた十一番目の章にある。」
が全てですね。あ、そっちが書きたかったのか、と。 まあ、それでビックリできたかというとそうでもないので、ちょっとイマイチでした。 ビックリするしないというか、あんまり興味が持てないといったほうが正しいかな。
今回「意味なしジョーク」が出てこなかった(よね?)のは大変ありがいことでした。
犀川と萌絵は、三ツ星館のクリスマスパーティに招かれた。 館の主である天王寺博士は、庭にある大きなブロンズ像を忽然と消し、 「この謎が解けたら屋敷をやろう」と言った。 だが、像が再び現れたとき、事件が起こった。 そこには、部屋の中にいたはずの女性の、死体があったのだ──ぼくにしては珍しく、今回はトリックが分かってしまいました。 というか、作者自身もそれは想定済みなんだと思います。 裏表紙の北村薫の言葉
「そして、真の読み所は、トリックの解明も終え、日常的な十進法を越えた十一番目の章にある。」
が全てですね。あ、そっちが書きたかったのか、と。 まあ、それでビックリできたかというとそうでもないので、ちょっとイマイチでした。 ビックリするしないというか、あんまり興味が持てないといったほうが正しいかな。
今回「意味なしジョーク」が出てこなかった(よね?)のは大変ありがいことでした。
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