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『神々の憂鬱 暁の天使たち2』(茅田砂胡)

 憂鬱の「鬱」。もちろんぼくは書けませんけれども、なんだってこんなややこしい字なんでしょうか。 書こうと考えるだけでも鬱になります。……っていうのが狙いですか?

 ネタバレ感想。
 しばらく感想書けないな、と思ったらメモを残しておくことにしておくのですが、 これについてはこれしか書いてませんでした。
・相変わらずダン・マクスウェル
・ジンジャーが生きてるうちに復活できるのかな?
 ……なんのこっちゃ。
 どうやら赤ゴジラ黒ゴジラがかなり重要なポジションとして絡んで来そうですね。 でも、タイトルは『暁の天使たち』だし、主役は金銀黒。 どうやら、結構長い話になるのかな?

『ハリー・ポッターと賢者の石』(J・K・ローリング)

 「けんじゃのいし」と言えばドラクエ世代にはベホマラーですよ。 めちゃくちゃ便利だよねぇ、あれ。“名前を言えないあの人”じゃなくても喉から手が出るっちゅー話ですよ。
 幼いころに両親を失ったハリー・ポッターは、意地の悪い叔父のもとでつらい毎日を送っていた。 しかし11歳の誕生日を迎えたその朝、ハリーに生まれてはじめての手紙が届いた。
   階段下の物置内 ハリーポッター様
   ポッター殿 入学を許可します ホグワーツ魔法魔術学校
   ハリーは魔法学校ホグワーツへと旅立った。それが冒険の始まりだった──
 まあ今更って感じですが、面白かったですよ。 ただ、映画版を見たときにも 「そこまで面白いか??」というのはあるけど、ブームっていうのはそれだけで付加価値だしね。
 映画版を先に、原作を後から読んでみたのですが、映画版を見て疑問に思ってた個所は、 原作ではちゃんと解決(というか、最初から問題ない)してました。 映画で気になることがあったひとは、ちゃんと原作読んだほうが良さそうです。 厚いけどすぐ読めるしね。
 読んでから半年もたっちゃってる感想なので冷め切っててすみません。ちゃんと面白かったってば。

『R.P.G.』(宮部みゆき)

 直接テレビとつないで、実際に剣を振って戦う 『剣神ドラゴンクエスト』。 ちょっと面白そうなんだけど、大人にはちょっと恥ずかしいんだよね。いいなぁ、子供。 ぼくの小さいころなんか、掃除機のパイプを振り回して遊んでたというのに。 そして壊して怒られたというのに。

 そんなこんなでゲーム大好きな宮部みゆきの作品、『R.P.G.』です。
 住宅街で中年男性の刺殺体が発見された。 間もなく、3日前の女子大生刺殺事件との関連が判明したが、その後捜査に行き詰まる。 警察は被害者の「家族」に事情徴収をすることにしたが、 その「家族」とは、ネット上で生まれた「擬似家族」だった──
 RPGといえば日本では「主人公を成長させながらストーリーを進めるゲーム」のことだと思われていますが、 本当は「Role Playing Game」つまり、「役割を演じるゲーム」のこと。 この作品のRPGも後者のほうで、ネット上で演じられるヴァーチャルな世界のことを描いています。 舞台がほとんど変わらないので、まるで舞台を見ているよう。 作者が自らあとがきで書いているとおり、「反則技」も使われているけれど、 それでもあいかわらずの宮部節でした。 作者はほとんどネットのことには詳しくないらしいのですが、それでよくこんなの書けるよねぇ。
  印象に残ったセリフ。
この道に奉職し続けるためには、もちろん、誰かを助けたり、誰かの役に立つために頑張りぬくという根性が不可欠だ。だがそれだけでは足りない。それと同じくらい、いやそれ以上に切実に、誰も助けることができなかったり、誰の役にも立てなかったときに、そういう自分に堪え抜くことの出来る忍耐力も必要とされるのだ。
 何もしてあげられないことって、本当につらいよね。警察官に限った言葉ではないなと思いました。

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