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『ホームズと不死の創造者』(ブライアン・ステイブルフォード)

 シャーロット・ホームズという名前の下らなさで思わず読んでしまったこの小説。 だった日本人で言えば明智小五子ですよ。金田一耕助子ですよ。ぼくならタケ子ですよ。
 ナノテクノロジーと生物学の進歩によって、人類は数百年もの寿命を獲得していたが、 それでもなお、殺人というものが消えることはなかった。 今回 女性刑事シャーロット・ホームズが扱うことになったのもその殺人事件のひとつだが、 これは中でも異例中の異例と言っていい事態だった。 現場を訪れた彼女が見たのは、死体に絡みつく植物。それは、遺体の肉を栄養とし成長する花々であった。 シャーロットは、フラワー・デザイナーのオスカー・ワイルドらと友にこの不可思議な事件に挑む──
 ってことで未来を舞台にしたホームズのパステーシュ、かと思ったら、全然ちがいました。 騙された! 現代は「Architects of Emortality」と、ホームズのホの字もはいってないみたいなので、 こりゃ訳者だか編集者にやられてっていうことですね。
 で、肝心の中身なんですが、期待のシャーロット嬢がかなりアホなんでガックリです。 タイトルからしてこの人が活躍するだろうなんて思ってると肩透かしを食うので、 やっぱりこの邦題は間違いだったんじゃないかなぁと思うのですがどうですか。
 まあ、そんなこんなで正直ぼくにはいまひとつでした。 オスカー・ワイルドの作品を知ってたりすると、もうちょっと違うのかも知れないけれど。
 ラパチーニの娘・ベアトリーチェの話は面白かったけど、別にこの作者の手柄じゃないもんなぁ。

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