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Trick or treat

 今日はハロウィンだったということに、日付が変わってから気がつきました。
 一瞬、「カボチャ食べれば良かった」とか思ったのですが、それは冬至で日本の習慣ですね。 アメリカ人はジャック・オ・ランタンの中身も残さずちゃんと食べてるんでしょうか。 ハロウィンのお祭りなんてやったことないのでよく分かりません。だって
「Trick or treat!(お菓子をくれないとイタズラするぞ!)」
 なんて逆ギレもいいとこじゃないですか。いくら可愛く言っても強盗ですよ。
 むしろそんな不正とは断固戦う構えでいきましょう。「Trick or treat」と来たら
TRICK!!!
 と答えてパイでも投げてやったら盛り上がりそうです。 パンプキン・パイにしとけば一石二鳥。ああ、これだ。
 日本でももっと流行らないかな、ハロウィン。

 追記:くりぬいた後のカボチャは、スープにしたり、ケーキにしたり、ついでに種も炒ってぽりぽり食べるらしいです。よくできてるなぁ。

『ルー=ガルー 忌避すべき狼』(京極夏彦)

 今年6月、「イヒ!」のCMで知られる旭化成の《イヒ》が、何者かによって誘拐されました。
 事件後、《イヒ》の代行として《キヒ》が仮就任、現在は『旭北成』として営業を続けていますが、 「それはちょっと無理がある」と忌避する意見も多く、 一刻も早い《イヒ》の救出と復帰が望まれています。
 写真:犯人から送られてきた《イヒ》の様子

 ──ええと。《忌避》で何か書こうと思っただけなのですが、何故かこんなんなっちゃいました。 旭化成さんごめんなさい。
 情報化と均一化の進んだ21世紀半ば。 14歳から15歳の少女だけを狙った連続殺人事件が発生した。 データに管理された世界、どこか現実感の希薄なこの世界において、死は特別なリアルだった。 少女たちの中で、何かが変わりはじめた──
 というわけで京極夏彦が書いた近未来小説。
 このひとが書く未来ってどんなだろう?とか思いながら読んだのですが、 でてきたのは「リアリティがない、というリアル」。 どんな闇も照らし出せるような世界でも、どんな情報も瞬時に手に入る世界でも、 現実というものは、かくも不確かだということを見せ付けられる。その辺がとっても京極節。
 ただ、なんかストーリー自体は意外に普通だなというか、いや、悪役が普通なのかもしれないけど、 いつものような、幾重にも折り重なった伏線の洪水に流されてウヒョー、という感じはあまりしませんでした。 まあ、ぼくが気づいていないだけかもしれないですけどね。
 とは言っても、キャラもいいし、話も読みやすいし、何より読んでて面白いし、 もしかしたら京極入門編としていい本なんじゃないかってな気がします。

『返事はいらない』(宮部みゆき)

 返事は欲しいよなぁ。
 いきなりタイトルを否定すんのもなんなんですが、返事はないよりあったほうが嬉しいに決まってます。
 突っ込みだってないよりあったほうがいいに決まってます。 この間「死にぎわ占い」というのをやったら
おーさんは74歳の時に、自宅で亡くなります!
おーさんの最期の言葉は、
『誰かつっこんでくれ…よ…』
です!
 と出たのですよ、ぼくは。寂しい……寂しすぎる……。

 そんなわけで宮部みゆきの短編集。 イーガンの『祈りの海』のときにやった文字数しばりの紹介が面白かったので(自分が)、 今回は28文字で全話紹介してみます。
失恋から一度は自殺まで考えた女性が、銀行の嘘を暴く犯罪に──『返事はいらない』
相手のいない筈のメッセージに、ある日突然返事が返ってきた──『ドルネシアにようこそ』
「やっと見つけた!」その言葉を最期に、車は横転し爆発した──『言わずにおいて』
引越し先にあった電話から盗聴器が見つかった。仕掛けたのは──『聞こえていますか』
美容院の帰りに歩道橋から落ちた女性。自殺なのか、それとも──『裏切らないで』
姉さんの婚約指輪が借金のかたに取られてしまった。代わりに──『私はついてない』
 どれも宮部作品らしい仕上がりなんだけど、一番どきっとさせられたのは『聞こえていますか』かな。 こういう家族像を描ける作家を、ぼくは他に知りません。
 あとは、『ドルネシアにようこそ』を読んでたのがちょうど日比谷線に乗ってたときだったのでビックリ。 思わず六本木で降りそうになりました。

『トゥームレイダー』

 ゲームが原作のハリウッド映画というと
『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』
 ──を思い出します。
 ちゃんと観たことあるわけでもないのにこんなこと言うのもなんですが、 実写の気持ち悪さが全開の映画です。観たことのないひとは 「映画 スーパーマリオ」で検索して 探してみることをオススメします。なお、トラウマになったとしても当局では一切関知しないので あしからず。
 ちなみに、実写『北斗の拳』もすごい面白いっすよ。ある意味。

 てなわけで映画感想は『トゥームレイダー』。おそらく、興行的に成功した初のゲーム映画だと思います。

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