『暁の天使たち』(茅田砂胡)
このひとの作品には他に『デルフィニア戦記』『スカーレット・ウィザード』ってのがあるから、
そっちを先に読んでよね! ……と、思わず念を押したくなってしまうのです。
表紙が恥ずかしいんだもん。タイトルも。
作者本人は「新作」と言っているけれど、やっぱりこれは「続編」だと思います。 予備知識があるとないとでは理解力も面白さも全然ちゃいますよ。
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ぼくは両方読んでたので面白かった……ちゃあ面白かったんですが、 でも、なんか微妙に先行き不安なとこもあります。
『デルフィニア』でも『スカーレット』でも、その作品で「何を書きたいのか」というのが ハッキリしてたのですが、このシリーズに関しては、 1巻を読んだ段階ではまだ見えてこないような感じ……。 『桐原家』みたいなよくわかんない話にならないことを願います。
もう2巻も出てるみたいなので、そっち読んで印象が変わるといいなぁ。 いや、面白かったんだけどね……。
連邦大学中等部に、「ちょっと変わった生徒」たちが入学した、 ひとりは菫の瞳と輝く銀の髪の、すさまじく丁寧で礼儀正しい少年。 もうひとりは宝石のような緑の瞳と太陽の光を浴び黄金に光る髪を持つ、恐ろしく口も態度も悪い少年。 この天使のような少年たちは転入したその日から、事件を引き起こした──独立した物語としても読める作品……の、はずですが、やっぱりこれは先にあげた2作品を読んでから 読むべきです。『スカーレット~』のほうは外伝1まで。
作者本人は「新作」と言っているけれど、やっぱりこれは「続編」だと思います。 予備知識があるとないとでは理解力も面白さも全然ちゃいますよ。
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ぼくは両方読んでたので面白かった……ちゃあ面白かったんですが、 でも、なんか微妙に先行き不安なとこもあります。
『デルフィニア』でも『スカーレット』でも、その作品で「何を書きたいのか」というのが ハッキリしてたのですが、このシリーズに関しては、 1巻を読んだ段階ではまだ見えてこないような感じ……。 『桐原家』みたいなよくわかんない話にならないことを願います。
もう2巻も出てるみたいなので、そっち読んで印象が変わるといいなぁ。 いや、面白かったんだけどね……。
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