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『龍は眠る』(宮部みゆき)

 決定!読者が選ぶ定番・空想上の動物 第一位!
 総力特集・使える空想上の動物 第一位!
 マジハマリ空想上の動物 第一位!
 私たちの最愛・空想上の動物 第一位!

 DHC風にいうと、そんな感じがする生き物だと思います。ドラゴンってやつは。
 ……つーか、女性誌のランキングってホントに こんなタイトルばっかりなの?

 で、こんなマクラ書いておいてなんですが、小説の中身はあんまりドラゴン関係ないです。
 嵐の中、東京へと車を走らせる雑誌記者の高坂昭吾は、 自転車をパンクさせ立ち往生していた少年を拾った。 少年──稲村慎司を乗せての道中、高坂は蓋の開いたマンホールを見つける。 そしてほどなく、近くの子供がそこに落ちて死んでしまったことを知った。 現場を見た直後から暗い顔をしていた慎司が、思いつめた表情で口を開いた。
「超常能力者(サイキック)って言葉を聞いたことがありますか?  ……僕がそうなんだ」
 物に残った記憶を読むことができるという慎司は、事件の真相を語り始めた──
 ということで、超能力を持った少年の話。そして、そのことについて悩んでもいる少年の話。
 「普通でない」能力を持っていることについて悩むキャラというのは他にもたくさんあるけれど、 そこで生まれてしまう「優越感」と、その「優越感」に対する苦悩までを描くあたり、 さすがだなぁと思います。ほんとは作者が超能力者なんじゃないかと思うくらいの視点の鋭さ。
 少年を描くのも相変わらず巧いです。ほんとは作者が少年なんじゃないか……とは思いませんけど。
 「超能力だとか“気”だとかって話はちょっと……」ってひとも、まあ騙されたと思って一読どうすか。

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