『少林サッカー』
小学校の頃、テレビでジャッキーチェンの映画が放映されると、
必ず次の日ジャッキーになるやつが何人か居たもんです。
つーか迷惑でしたよKくん。
まあそんなツライ過去を背負ったぼくでも、この映画を見たあとなら胸をはってこう言えます。
「少林拳は最高だ!」
まあそんなツライ過去を背負ったぼくでも、この映画を見たあとなら胸をはってこう言えます。
「少林拳は最高だ!」
少林拳の教えを世界に広めるべく、日夜修行に明け暮れるシン。 しかし努力は一向に報われず、食うや食わずの毎日が続いていた。 そんなある日、シンは元サッカー選手のファンという男に出会う。 シンの超人的な脚力に目をつけたファンは、彼をサッカー選手としてスカウトした。 そしてシンと共に修行した兄弟たちも仲間に加わり、「少林チーム」が誕生した。 チームは破竹の快進撃を見せるが、決勝で彼らを待ち受けるのは、 ファンを引退に追い込んだ男・ハン監督の率いるデビルチームだった──いやもう、期待通りのアホさ加減。 何が素晴らしいって、この映画の全編にみなぎるアホアホパワーです。 「秘密は少林拳。少林拳は最高だ!」というシンの台詞を、 そのままアホアホパワーに置き換えてもオッケーです。 そしてアホという言葉は情熱という言葉にも置換できるのです。オオゲサですか?
序盤ではダサダサのルックスを笑いドコロにされている主人公たち。 これが終盤になると不思議とカッコよく見えてくる……と、 普通ならそう書いてしまうのですが、この映画の場合は全然そんなことなくて、 クライマックスでも変わらずの貧相さ加減。でも、いいじゃないかアホだもの。みつを。 そんなパワーがあるのです。
なんだかひたすらアホアホ言ってるだけで全然感想になってない気がしますが、 まあ面白いので見ろっつーことですね。前半から中盤とか、タルいシーンもないではないんだけど、 なんかどうしても誉めたくなっちゃう映画でした。
以下はネタバレ感想。
ぼくにとって最大の敵は饅頭屋のおばちゃんでした。 踊りを中断すんなよっ! 最後まで見たかったなぁ。
数々のゴールシーンのなかでも一番強力に覚えてるのが「鎧の肌」のドリブル&ゴール。 もう、なんか絵的にバカすぎて大好き。
ケバくなったムイにも意表を突かれてかなり爆笑。誰だかわかんないよ! ……とは言っても、そのあと皆で化け物扱いするのはどーかと。 このへんのシーンはこの映画で唯一ダメなところかもしれません。 シンがムイをふっちゃうのも変な感じでした。あんなに熱烈アタックしてたのに。
で、極めつけは火星人。
「火星に帰れ。地球は危険だ」
絶妙。
続編がほんとに楽しみです。
公式サイト:http://www.shorin-soccer.com/
『少林サッカー』
監督:チャウ・シンチー/主演:チャウ・シンチー
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