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『隋唐演義 三 太宗李世民ノ巻』(田中芳樹 編訳)

 唐変木って何だべーと思ってちょっと調べてみたら、 唐から輸入した変り種の木材のことらしいです。 そのまんまかよっ! ネタにならねえよ、この唐変木がっ!

 ……ってなワケで隋唐演義の第三巻。かの有名な「太宗 李世民」の巻です。 つーか『李世民の狩りバカ日誌』という感じ。 狩りに行っちゃーピンチになる李世民くん。アホですか。 まあ、その他の点では概ね名君として描かれてるのですが。
 『風よ、万里を翔けよ』(田中芳樹)の主人公でもある花木蘭も出てきたけれど、 こちらの木蘭はあの本のあとがきで触れられていた、悲劇バージョンの木蘭のようです。 あの木蘭がちゃんと絡んできてくれたら面白いと思ったのですが、 編訳本だから仕方が無いのかなぁ。
 それにしても『風よ~』は面白かったのに、どうも隋唐演義はいまひとつ。 とにかくキャラクターが覚えにくいのが困りもんです。何とかならんかね。

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