『パーフェクト・ブルー』(宮部みゆき)
高校野球といえば甲子園。甲子園といえば負けたときに持ってかえる土ですが、
他のものは持ってかえってないのかなぁ。
ピッチャーはロージンだとか、キャッチャーはホームベースだとか、 監督は……監督はホテルの備品だとかを、実はコッソリ持って帰ったりはしてないのでしょうか。 というか、そのくらいあげてもいいんじゃないかと思ったのですが、 一応ホームベースの値段を調べてみたら、高いもので4万円以上するようです。あかん。やっぱし土で。
処女長編だそうですが、もう最初っから宮部みゆきは宮部みゆきという感じ。 犬の一人称という形をとったことで、普通の一人称とは別の視点で、三人称とは違う暖かさで、 進也や加代ちゃんたちの姿を浮かび上がらせます。というか、単純に読みやすいというのもあるかも。
徹夜明けの電車で読んでたのに駅を乗り過ごしそうになるほど、面白いっすよ。
ピッチャーはロージンだとか、キャッチャーはホームベースだとか、 監督は……監督はホテルの備品だとかを、実はコッソリ持って帰ったりはしてないのでしょうか。 というか、そのくらいあげてもいいんじゃないかと思ったのですが、 一応ホームベースの値段を調べてみたら、高いもので4万円以上するようです。あかん。やっぱし土で。
俺はマサ。元警察犬の職歴を生かし、いまは蓮見探偵事務所の用心犬として働いている。 その日の依頼は家出人の捜索。俺は調査員の加代ちゃんとともに諸岡進也少年を連れ戻しに行った。 そして、その帰り道。 俺たちは信じられないものを見た。 進也の兄・克彦が、身体にガソリンをかけて燃やされ、殺されていたのだ。 俺たちは事件の真相を追い始めた──本屋に行ったら『火車』が積んであって、「宮部作品で一番売れている作品。最初に読むならコレ!」 とか書いてあったんだけど、違うよ!と、言いたいです。もちろん『火車』だって悪くはないんだけれど、 この『パーフェクト・ブルー』みたいなタイプのお話こそ最初に読んで、宮部作品にハマって欲しい。
処女長編だそうですが、もう最初っから宮部みゆきは宮部みゆきという感じ。 犬の一人称という形をとったことで、普通の一人称とは別の視点で、三人称とは違う暖かさで、 進也や加代ちゃんたちの姿を浮かび上がらせます。というか、単純に読みやすいというのもあるかも。
徹夜明けの電車で読んでたのに駅を乗り過ごしそうになるほど、面白いっすよ。
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タイトル:パーフェクト・ブルー
著者 :宮部みゆき
出版社 :創元推理文庫
読書期間:2004/11/18 - 2004/11/20
お勧め度:★★★... [続きを読む]
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