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『スカーレットウィザード外伝 天使が降りた夜』(茅田砂胡)

 天津飯は日本で考えられた料理。中華じゃないんですよ。
 ……ネタがないときゃダジャレです。そして豆知識でした。
 昔も今も神様なんてものを信じたことはないが、天使なら信じてもいいかもしれない。 その夜、ケリーのもとに現れたそれは間違いなく『天使』と呼ぶにふさわしいものだった。 風変わりな天使は、風変わりな伝言を携えてきた。 それは、息子ダニエルの家出宣言だった──
 なんじゃ このあらすじ。書かなきゃよかったかな……とも思いますが、 この本の裏表紙に載ってる あらすじは これどころじゃなくヒドイんですよ。 全5巻の本編の中でも最重要とも言えるネタバレをッ! 裏表紙でッ! しやがったッ!  ……てな具合に「ッ」つきで怒りたくなるくらいにヒドイ。 まあ直接被害にあったわけじゃないんですが、まだ読んでない人は要注意ですよ。
 と、いうわけでつまり本編を全部読んでないと全てネタバレになってしまう話なので以下伏字。
 最終巻の感想では「この作品ならいくらでも外伝が書けそーだ」なんて書いてしまいましたが、 この外伝に関して書いて欲しかったような書いて欲しくなかったような。 あれだけ潔い終わり方をした話だから、あそこで完結しておきたいっていう気もします。 ご想像に任せられたい。
 ルゥが出てきたことで世界が一変してしまったのにも、ちょっと戸惑います。 というか、むしろそれが一つの狙いで、ここでベクトルをググッと曲げて、 次シリーズ『暁の天使たち』に流れ込んでいく、そういう話なんだとは思いますけど。 面白いことは面白かったんですけど。
 『スカーレット・ウィザード』の最後を飾る言葉としては、これかな。
「俺はな、あの女を必ず取り戻すと自分に誓った。一生かかってもそれが無理だというなら、もう一生かけるまでだ」
 っかぁーっ、ぺっぺっ!

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