最近のトラックバック

スポンサード リンク


  • Google
    Web sketch.txt-nifty.com

リンク

« 『幻色江戸ごよみ』(宮部みゆき) | トップページ | 『スカーレット・ウィザード5』(茅田砂胡) »

『グリーン・デスティニー』

 「前門の虎、後門の狼」って言葉は「一つの災難から逃れたと思ったら,別の災難に遭うこと」なんだそうで。 てっきり「挟み撃ちにあって困った」状態のことかと思ってたのですが、一応調べてみてよかったなぁ。
 で、なんで突然そのことわざかというと、この作品の原題が『臥虎藏龍』だから。 ちょっと雰囲気にてるでしょ。 こっちの言葉の意味は、「表面的な顔の下にあるもうひとつの顔を表したたとえ」だそうです。
 達人リー・ムーパイは剣を置く決意をした。名剣“グリーン・デスティニー”(碧名剣)を 女弟子ユー・シュ-リンの手に預け、かつての恩人ティエ氏のもとに届けてもらうよう頼んだ。 ユーはティエ氏のもとを訪れ、そこでユーのような生き方に憧れる少女・イェンと出会う。 ユーはイェンを諭すが、彼女の気持ちは変わらない。 そしてその夜、ティエ邸からグリーン・デスティニーが盗まれた──
 ワイヤーアクションを駆使した丁丁発止の大剣劇……ってのを期待してたのですが、実はラブストーリーなのかも。 というか、ちょっとその辺のシーンが長すぎる気がするんですが、もうちょっと短くまとめられなかったのかなぁ。
 まあ、そう思ってしまうのも戦闘シーンがカッコいいから。 ワイヤーアクションで重力から解き放たれた──というか、なんか違和感感じるくらいふわふわした戦いも、 見たことない絵だったので面白かった。竹林で闘うシーンなんかは仙人同士のバトルみたいです。
 ただ、迫力という意味では物足りない気もしたのですが、なんでしょうかこれは。 他の映像だとカメラワークとか音楽とか、特殊効果で盛り上げているからかなぁ? そこが足りないような。
 逆に言うと、ワイヤーアクション以外の部分の戦闘に関してはマジバトルです。 さすが中国、という変な感心の仕方をしてしまいます。
 全体的には、やっぱり剣劇にしたかったのか、ラブストーリーにしたかったのか、ちょっといろいろ盛り込みすぎて 散漫になってしまってる感じ。なんかちょっと勿体無い気がします。

 公式サイト: http://www.spe.co.jp/movie/greendestiny/

『グリーン・デスティニー』
監督:アン・リー/主演:チョウ・ユンファ&チャン・ツィイー

« 『幻色江戸ごよみ』(宮部みゆき) | トップページ | 『スカーレット・ウィザード5』(茅田砂胡) »

映画(アジア)」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『グリーン・デスティニー』:

« 『幻色江戸ごよみ』(宮部みゆき) | トップページ | 『スカーレット・ウィザード5』(茅田砂胡) »

ブログパーツ



2021年7月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
無料ブログはココログ