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『スカーレット・ウィザード4』(茅田砂胡)

 「馬鹿」という言葉を使って、できるだけ毒舌となる文章を作れ。(5点)

 例えばこんな問題があったとして、「馬鹿宇宙一」「史上最大の馬鹿」「馬鹿まっしぐら」……。 こんな答えじゃまだまだです。 この小説の登場人物・ダイアナの言葉をもって模範解答とさせていただきます。 (範囲指定で反転させて読んでください)
「馬鹿の国から馬鹿を広めに来たような見事な馬鹿だわ」

 そんなわけでやっぱり文章が面白いよなと思う『スカーレット・ウィザード』のシリーズ4作目です。
 『六十秒後にリミッター3解除』ケリーは頭の中で言葉をつくった。 何もかも、とうの昔に過ぎ去ったことだ。それをギリアスが、無理矢理に引きずり出した。 触れてはいけない過去の記憶を、土足で踏みにじったのだ。 ケリーは冷ややかに決意した。あいつは殺す。──リミッター解除五秒前……。
 読んでからかなりの時間が経っちゃってるのでネタばれ感想のみにしときます。 まあ、もう佳境に入ってきてるしね。
 感想というか笑ったとこのメモ。
「それにしたって時速二千キロだと? その遅さはいったい何だ? 蝿が止まるぞ」
 もちろんそんな根性のある蝿は実際にはいないが、ジャスミンの感覚としてはそう言いたくなったのも無理はない。

 いや、根性とかそういう問題じゃないから。 と思いつつも、根性で宇宙船にしがみつく蝿を思い浮かべて笑ってしまいました。ド根性蝿。

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