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『ホワイト・アウト』(真保裕一)

 今日はホワイトアウトのイラストを用意してみました。→こちら
 ごめんなさい。
 日本最大の貯水量を誇る奥遠和ダム。 富樫輝男はこのダムで、ある女性の到着を待っていた。 富樫は二ヶ月前、事故で亡くなった友・吉岡和志の死の責任が自分にあると考えていた。 その吉岡が生前愛した女性──平川千晶が、このダムを訪れようとしている。 事件が起きたのはちょうどそんなときだった。 テロリストが、ダムを占拠した。 ダムの所員11人と千晶、そして下流にあるいくつもの市町村が人質にとられた。 外部からの道は全て深い雪に閉ざされている。 一人テロリストの手を逃れた富樫は、同僚と、そして亡き友の婚約者を救うべく、 堅牢な要塞と化したダムへと向かって行った──
 寒そう~~~なお話です。実際にこれを読んだのは10月のアタマ頃。まだそれほど寒い季節じゃなかったのですが、 何だか読んでて寒くなってきました。北国の人が読んだらもっとリアルに寒くなるんでしょうか。
 映画版は「日本版ダイ・ハード」とかなんとか宣伝してたようですが、 次から次へとピンチが迫るのは確かにそんな感じ。 ただ富樫の場合、マクレーン刑事よりも遥かに「普通の人」だというところが違う。 もちろん設定上ダムの構造には詳しいし、体力も人並み以上にはあるんだけど、 弱い心を持った人間が頑張るっつーのが、ポイントなんじゃないでしょうか。
 織田裕二と松嶋奈々子の顔が浮かんでくるのは困りものでしたが、面白かったっす。  以下はネタバレ。
 笠原(小柴)が死の間際に「結局、自分は何をしたのだろうか」と自問します。 そして得た結論──「何もなかった」。容赦ないなぁ。 いろいろ苦悩してたし、千晶に対して優しいところも見せていたし、何か最後にやってから死ぬのかと思ったけど、 それすらさせてもらえなかったようです。まあ、どんな理由があろうと笠原のしたことは許されることではないし、 これでいいのかな……。いいというのは語弊があるけれど。
 千晶も何だかいろいろごそごそ頑張ってたんだけど、なんか危なっかしいというか、 読みながら「余計なことしないでいいよ!」と声かけてあげたくなる感じ。 とは言っても、最終的にちゃんとあのラストシーンに帰着するのが流石です。

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