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『チャーリーズ・エンジェル』

“Good morning, angels.”
“Good morning, Charlie!”
 これいいよなぁ。こういう目覚まし時計があったら売れるんじゃないでしょうか?  別にチャーリーの声がしても嬉しくないので、こちらの声に返事をしてくれる目覚ましということにすると 新しいタイプの目覚ましが作れる気がします。 リズム時計さんあたりでひとつ。

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『グイン・サーガ65 鷹とイリス』(栗本 薫)

 「戦った鷹、勝った鷹」──だったかな? 3回言えるもんなら言ってみろ、ってことです。
 ぼくは言えません。タタカッタタタカタカタ。

 シリーズももう65巻なので あらすじは省略で。
 この巻に始まった話ではないけれど、文章がやたらと軽くなってるのが気になって仕方ないです。 「なんとかモード」とかいう言葉を安易に使われてしまうと雰囲気が、ねぇ……。
 内容自体は、鍵となる人物が再会して、キタイの謎にも迫って、面白い巻だったんじゃないでしょうか。 スカールの台詞じゃないけどナリスも随分変わったなぁ。変わりすぎって気もしますけど。
 ちょいネタバレ。
 ラスト付近でナリスがスカールに言う台詞はなかなかです。
「あなたが選んだのではない。私があなたを選んだのです」
 だったかな? もとはヴァレリウスの台詞だった気がしますけど、 そのときはこんな重要な台詞だと思ってませんでした。うまい。
 与えられることではじめて与えられる贈り物もあるってのも、名言かも。 まさかナリスの発言で聞くとは思いませんでしたけど。

『創竜伝12〈竜王風雲録〉』(田中芳樹)

 いまだに「○兄弟」というと『だんご3兄弟』を思い出してしまうのは困りもの。 この話の「竜王」を「だんご」に置きかえたりするとマヌケすぎます。
 竜王一族の権威は、天界において玉皇大帝ぎょっこうたいていに つぐものとされる。 その竜王一族を排除し、天界を支配しようとする一党がいた。 一党の工作は執拗かつ巧妙で、竜王一族はついに逆賊の汚名をこうむることとなった。 玉帝より誅伐の軍をさしむけられ、存亡の危機に立った竜王一族であったが、まさにその騒乱の中であった。 竜王一族の長たる青竜王が時空のはざまに落ちて行方不明となったのだ。 竜王四兄弟の三弟・白竜王は青竜王を探し出しすため人間の姿に身をやつし、宋代の中国へと降り立った──
 読書記録を書くのははじめてだけど、シリーズの12巻目。
 今回は時代も変わっていつもと雰囲気が……と言いたいところだけど、 どう見てもいつもの竜堂兄弟です。嬉しくもあり、ちょっと残念でもあり。
 ただ、歴史について議論をするシーンはなんかちょっと変なような。 どうも竜王たちの知っている「歴史」というのが、 竜堂兄弟の知ってる範囲と変わらないように見えたのが気になりました。
 まあ結局は作者が趣味に走ってしまったっていうだけなのかな。 ストーリーと直接関係ない薀蓄も田中作品の面白いところだし。ただ、もうちょい八仙だしても良かったんじゃ?

乱と生きる

 今日はちょっと番外編。お芝居を見てきました。
 『東京モダン倶楽部』という劇団の旗揚げ公演です。 なんだか銀座のハイカラなキャフェーでお茶を嗜むモボやモガたちの集まりみたいな名前ですが、 内容は戦国ファンタジー。
 森乱丸が織田信長の前にあらわれたのは、戦の夜のことだった。 故郷を焼かれた仇を討つため単身で織田二万の軍勢を突破し、その本陣を襲ったのだ。 あと僅かと言うところで乱丸は捕らえられたが、その技量と胆力を見こんだ信長によって命を助けられ、 小姓として傍に置かれることとなった。 乱丸は信長のもとに仕えながらも暗殺の機会を伺っていたが、少しずつその気持ちは揺らいでいった。 乱丸は、信長に惹かれていた。 やがて乱丸は信長と共に生きることを決意するが、それを闇から見つめる影があった。 信長の命を執拗に狙いつづける、それはまさしく「鬼」だった──
 普通は森蘭丸と書くところを「乱」と記述してますけども、これはパンフの記述通り。 はじめはタイトルに引っ掛けた当て字にしたのかと思ったのですが、調べてみたら実際には「乱」が正解みたいです。 もっと言うとそれは幼名なので、「森乱成利」というのが正確な名乗りなのだとか。へえー。 まあ、イメージ的には「蘭」ですけどね。
 お話は時代物ということで、基本的には史実に沿って進みます。 信長は幸若を舞うし、光秀は「敵は本能寺にあり!」なんて叫ぶし、お濃の方もいい役で出てくるし、 信長もの(?)のオイシイところは押さえてる感じ。もちろん乱丸については言ワズモガナ。 ただ、それに加えて人外のものが出てくるのがミソ。××の正体とか……なんて書いておくと気になると思いますが、 公演終っちゃったんで、それを知る方法はないようです。スマン。
 舞台を見に行くなんて機会はなかなかないんだけれど、やっぱり生は迫力が違う感じ。 直接肉声が届くし、台詞つっかえるとドキドキするし、更にこの芝居では殺陣も生でやるのでそれも見物でした。 それに、最後まで大道具ひとつで通したのも面白い。役者の演技とSEだけで場面を表現するってのも舞台ならではかな。
 脚本とか時代考証については突っ込みたい点もかなりあるんだけれど、楽しめました。 今度はこの時代の本でも読んでみようかな。
 以下はネタバレ。
 配役について。中山ゴンみたいな信長も、いかにも苦労人ぽい光秀も、 肩のキレイな乱丸も、よく役柄にあってたと思います。 お前は乱丸の何を見てたんだというツッコミは禁止する方向で。

 最初に芸者たちが家康をもてなすシーンは長過ぎ! 羨ましいよ全くもう。
 ところで四叉鬼(勝手に命名)が芸者に化けてた理由はなんだろう? ふんどし狙い?

 ラストシーンのちょっと手前で、お濃の方が「天国で──」という台詞を吐くのですが、 天国というのはキリスト教の言葉。 キリスト教を保護した信長が知っているのは まあ納得するとしても、濃姫までがそれを知っているかなぁ?

 ラストシーンでのキメ台詞。
「私が天国にお連れ致します」
「私には、羽根がありますから──」
 うろ覚えですがこんな感じの台詞。これはいい! 乱丸を蝶にした伏線が生きまくってます。
 ところで濃姫の本名は「帰蝶」というらしいのですが、これは何か意味があるのでしょうか?  それとも揚羽蝶の家紋からだけ得た着想なのか。いずれにしても面白い符合だと思いました。

 伏字で書いてあるのをいいことに色々うるさく突っ込んでしまいましたが、またあったら行きますのでよろしく。

『四十七人の刺客』(池宮彰一郎)

 九人なら野球チーム。十一人ならサッカー。十三人ならモーニング娘。四十七人なら赤穂浪士です。 モーニング娘が四十七人だったらやだな。
 元禄十五年(一七〇二年)十月二十二日。初冬の冷たい風の中、大石内蔵助の一行は鎌倉に入った。 一年八ヶ月の長きにわたって、虚々実々の謀攻をほどこし、いま漸く討入の機を迎えようとしているのだ。 謀計、策略、韜晦。人知を尽くした闘いの果て。その最期の時が近づいていた──。
 そんなわけで忠臣蔵のお話。忠臣蔵というと、 「浅野内匠頭あさのたくみのかみ」 「吉良上野介きらこうずけのすけ」 「松の廊下」 「大石内蔵助おおいしくらのすけ」 「殿中でござる~!」 といった断片的なキーワードしか知らないという恥ずかしい状態で今まで生きてきてしまったのですが、 読んでみたら面白いっすよこれ。
 たとえ忠臣蔵の顛末を仔細に知ってる人でも、 討ち入りに至る間での経緯や、大石内蔵助の考え方、侍としての覚悟と生き様、 そこに惹きこまれるんじゃないかと思います。
「美しく生き死ぬことは、人の世を美しくする……それが、人の規範となる侍の道だ……」
 美しく生き死ぬこと──それが敵討ちだとは思わないけれど、もし自分の生き方が少しでも、 ほんのわずかでも誰かに影響を与えることがあるのなら、 それがたとえ見栄に過ぎないのであっても意味があることなんだという考え方には共感できます。
 難しい漢字がルビなしで出てくるので、ちょっと読みづらいかも。 その辺をフィーリングで乗りきっちゃう人(ぼくです)、辞書調べるのが苦にならない人、 クラスの漢字博士な人は読んでみてもよろしいんじゃないでしょうか。
 以下ネタバレ。
 大石、かっちょいいんだけど女に手を出しすぎです。おかるちゃんにまで!
「わしは悪人だ。真底そう思う」
 わしもそう思う。

2001年9月11日

 事件から一日。漠然とした不安を抱えています。
 あれだけの事があったけど、今日見た景色はいつも通りの日本で。
 普通に起きて普通に電車に乗って、普通に仕事をして普通に寄り道して、普通に帰って来たわけですが、 この普通は一体いつまで続くのか。そんな不安が頭を離れなません。
 いろいろ考えてはみるけれど、何をするべきかは全然見えてこなくて、 結局は今のまま、日常を過ごしていきそうです。
 学校の教師たちはいま、子供たちに何を話しているんだろう?
 全然考えがまとまってないし、ここに来てくれる数少ない読者様にも申し訳ないなぁとは思うんだけど、 気持ちに区切りをつけるために書かせてもらいました。
 明日から通常営業です。
 明後日かも。
 1週間後だったらごめん。

 追記1:『 だれでもわかるパレスチナ問題』 『 イスラーム世界がよくわかるQ&A100』あたりを勉強中。
 追記2:未だ安否の分からない家族を探す人たちの姿に、胸が詰まります。 でもそれ以上に、これが災害ではなく人の起こしたことで、この暴力が新たな暴力を産み出すということが心配です。 既にアメリカではイスラム教徒への暴行事件が相次いでいるそうです。 日本の一個人として出来る事なんか何もないし、難しい顔して悩んでいても仕方がないけれど、 それでも、こんな過ちだけは犯さない様に、知っておくことは大切なんじゃないかなと思います。 偉そうに書いてるけどぼくも全く全然詳しくないので、ちょっとずつでも勉強していましょう。 こんなことここに書いても全然影響力はないんだろうけど、気持ちの問題ってことで。
 追記3:『 アフガニスタン-アメリカ人からのメッセージ』。

小さな世界

 カレー屋に行きました。
 店員はインド人でした。
 白人の客がやってきました。
 店員はその客に、日本語で、やや早口で話し掛けました。
 白人は答えました。
「ごめんなさい、英語わかりません」

 うまく説明できないけど、かなり面白い状況だった気がします。

ほんにゃく

 ちょっと英語の講義を聴講してきました。俺かっこいいー!
 いや、ホントは机の上にレシーバーが置いてあって、同時通訳の音声が聴けるようになっていたのですが、 あれはすごいもんですね。 専門用語も多いのに、ほとんどタイムラグなしでキチンと通訳してるのにビックリしました。 まあ、事前の打ち合せもあるのだとは思いますが、それでも僕にはとても無理です。 翻訳コンニャクの開発を待ちます。
「先生、コンニャクです」
「No! I dislike konnyaku. I never eat it!(コンニャク嫌い! ぜってー食わねー)」
「ええー」
ってなことになったら、逆に聴講生全員の机の上にコンニャクが置かれることになるわけです。 その絵が見たい。早く開発されないかなー。

『順列都市』(グレッグ・イーガン)

 ♪実験くんは実験するときヨロレイヒ~
 知らないひとが読んだら気が狂ったかと思うような書き出しですが、昔こういう歌があったんですよ。 テレビ番組の1コーナーで。清水圭 扮する「実験くん」が毎回おもしろ科学実験をするっていうコーナーだったのですが、 ああいうの結構好き。Kinki Kidsのマメ星人も好きだったし、 『鉄腕DASH』も好き。 書いてるうちに自分が結構実験好きなことを発見しました。ヨロレイヒ~。
 まあそれほど今日の読書記録と関連があるわけでもなく、オチもない話なのですが、思い出したので書いてみました。
 21世紀半ば、人類は、記憶や人格をコンピュータに「ダウンロード」する技術を確立していた。 裕福な者たちはコンピュータの処理時間を買い取り、ソフトウェア化された意識〈コピー〉となって、 怪我や病気、老いと無縁な世界を生きていた。その世界でいま、ポール・ダラムという男が、ある実験をしている。 この実験の結果が期待どおりならば、たとえコンピュータが停止したとしても、私たちは永遠に存在し続けられる──
 面白いなぁ、この作品のヴァーチャル・リアリティ。 大体こういうVRな世界に意識を送りこむようなSFでは、 超処理能力を有したコンピュータが出てくるもんなんですが、この作品のマシンはあっぷあっぷ。 いろいろケチくさいことしてても現実より何倍も遅い速度しか出せないという非力さです。 金がないと背景の人も動かせなかったり、プレステのゲームかよっ!  この作者はゲーム好きに違いないと思いました。
 後半はすっかり違うお話になってびっくり。 違う話と言っても、もちろん前半で塵理論を理解しておく(または、理解した気になる)ことが重要なんだけれど。 この理論というやつが納得させられてしまうような胡散臭いような……。でもその錯覚こそが面白いところ。
 かなりややこしい話だけど、楽しめました。ハードSFというやつなのかな。 理屈っぽい話が嫌いでなければ、どーぞ。
 以下はネタバレ。
 だいぶ前に読んだのでかなり忘れてます。と最初に言い訳。
 ポールの新世界はオートヴァース生物の産み出した理論に侵食されていくけれど、 ポール側にも理論はあるわけで、どういう基準で採用(?)されるのかイマイチ不明。 ポール側の理論が世界を支配するような塵世界も存在してるけど、 たまたまこの小説の視点が侵食される塵世界だった、ということなのかな?
 最後、世界が崩壊していくところはすごく映像的。こんな風になるかなぁ?とは思うけど、なんか絵的に面白かった。
 ピーは別にストーリー上いなくても良かったんじゃ……? まあいいけど。

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