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『奪取』(真保裕一)

 偽札つくってみてぇ~~~。
 最近のスキャナとプリンタだったらどのくらいの偽札が作れるのか、ちょっと実験してみたいです。 結構いけるんじゃないでしょうか?
 とりあえず去年買ったスキャナでスキャンしてみました。
NIPPON GINKO
 ね?
 何が「ね?」だか分かんないと思いますが、これが一万円札のどの部分かが分かれば、 最近のスキャナの性能の良さが分かると思います。
 あとは最新のプリンタを買えば……と言いたいところですが、この本読むと、 偽札作りがどれだけ大変だか、よーっく分かりまっせ。
 一千二百六十万円。雅人がヤクザの街金融にはめられて作ったこの借金が、すべての始まりだった。 雲をつかむような大金だが、おれにはこれをチャンスと思うことにした。 でかいゲームに挑戦してやる。 それは銀行との知恵比べ──偽札作りだ。 おれたちは機械とパソコンの知識を駆使して、大金入手まであと一歩と迫ったのだが──
 真保裕一の本ははじめて読んだのですが、面白いです、これ。
 なんで偽札作りの犯人にこんな肩入れしなきゃならないんだと思いつつも、 完成の瞬間にちょっと感動してみたり、二転三転のピンチにハラハラしてみたり。 いやー、偽札作りって本当にいいもんですね。
 ストーリーも面白かったけど、いろんな雑学も面白い。アレとかアレとか、どこで仕入れた知識なんだか。 でも、印刷に関する知識なんかはホント、賢くなった気分。
 ちなみに通貨偽造は刑法148条で「無期又は三年以上の懲役」。 偽札と知って持ってるだけでも三年以下の懲役を食らうそうです。 いやー、偽札作りって、許せませんね。
 あとはネタバレ。
 連載のときとラストが違うらしいのですが、連載でどうなってたのが気になる~。 エピローグがないのでしょうか?
 まあ蛇足気味な気もしなくもないけど、ニヤリとさせられるエピローグでした。

 たぶん必要ない知識だけど、なんとなく覚え書き。
 印刷技術は、版の種類から、大きく四つに分類される。 凸版、凹版、平版、そして孔(あな)版。そのうちの孔版をのぞいた三つを、三大版式という。
 出っ張ったところにインクをつけて印刷するのが凸版。イモ版などがこれ。
 凹んだところにインクを残して、紙に転写させる方法が凹版。ドライポイントやエッチングと同じ方式。
 平らな版の上に水をつけると、油との反発性で、その部分にはインクがつかない。これを利用して紙に転写させるのが平版。 代表はオフセット印刷。
 最後に、版に穴をあけて上からインクを塗りつける方式が孔版。 ガリ版印刷、プリントごっこなど。刷り上りもよくないし、大量印刷に向かないので商業印刷にはほとんど使われない。

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