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『スカーレット・ウィザード2』(茅田砂胡)

 Red Hot Chilli Peppersというバンドの『Warped』という曲には、 すばらしい邦題がつけられています。
 『レッチリの電撃ワープ』。
 すばらしすぎてぼくにはサッパリ理解できないセンスなのですが、まあワープするって凄いんだぜ、 電撃だぜ!という気合はなんとなく伝わってくるような気がします。しますか?
 今日はワープに苦労するお話……。
 クーア財閥に所属する十万トン級の輸送船《バーミリオン》が、惑星アイアスへ向かう途中で消息を絶った。 探索船を出すには 《青色星雲ブルー・ネビュラ》という駅からの ゲート・アウトが必要だが、《青色星雲》はいま磁気嵐によって通行止めとなっていた。 《バーミリオン》の生存は絶望視されたが、クーアには──共和宇宙には、一隻だけ、 磁気嵐を抜けてゲート・アウトできる船が存在した。 クーア財閥総帥ジャスミン・クーアの愛機《クインビー》である。 ジャスミンは、周囲の制止を振りきって、クインビーに乗りこんだ──
 本当の苦労の原因は主にジャスミンにあるような気はしますが、まあそれは毎度のこと。 むしろ、茅田作品に非常識なキャラは必要不可欠です。 当然という顔をして凄いことをする、凄いことをしながらも天然でボケ倒す、 まわりの人がそれに振り回される。ああもう、他人事だと面白い。
 以下はネタバレ感想。
 もう妊娠! はやっ! 一発必中とは恐るべし。すごい計算です、ジャスミン。
 ただ、ケリーに対する態度は……結局まだお互い信用(理解?)しきれてないというか、 結婚してからラブコメやってるっていうか。とにかく傍迷惑なラブコメではあります。
 1巻では、ちょっとジャスミンの力を見せ付ける引き立て役的なところのあったケリーですが、 今回は見せ場アリアリ。 《クーア・キングダム》で跳躍するときと、クインビーを着陸させるときのスピード感は、 結果が分かっていても緊張感があって面白い。 そんなときに「おお、権力ってのはいいもんだ」なんて呑気な台詞を吐けるのも可笑しい。 ぼくも言ってみたいものです。
 最後にあとがき。あとがきの感想ってのも珍しいですが、 苦手だ苦手だと言っていたあとがきもだいぶこなれてきたようです。「つまりラブラブ?」じゃないっての。 ハーレクイン・ロマンスにそんなおもろいあとがきは不要です。

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