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安眠枕

 「目覚めたら肩凝り」っていうのはどうなんだっつーかいかんだろこれは体調壊すぞっていうか実際壊したので、 枕を買いました。まさか自分が枕なんかにお金をかけるとは思ってもみませんでしたが、 人生の3分の1は睡眠なんですよ、奥さん。
 どうせなら個人の体格に合わせた枕を選んでくれる店がいいなということで、 《ロフテー枕工房》というところに行ってみました。 ここでは「ピローフィッター」という捕らえどころのない肩書きの方が、自分にピッタリあった枕を選んでくれます。
 もしかすると興味のあるひとがいるかもしれないで、買うときの手順を軽く説明。
 まずはカルテの記入をします。肩凝りの症状だとか、いま使ってる枕だとか、そんなこと。 口頭でも2、3質問されたあと、首の高さを測ってもらって、理想的な枕の高さが決まります。
 次に中身の素材選び。これは好みで選んでよいらしく、希望を伝えると「試し寝」させてくれます。 いくつか試して気に入った素材を見つけたら終了です。この間、全部で15分くらいでしょうか。
 ちなみに僕は高さ3~4cmで、やや固めの素材「マルコビーンズ」というのを選びました。 この素材の枕は11,000円。たけー。パイプは9,000円だったんだけど、でもこっちが良かったし、やむを得まい。 そばがらはもうちょっと安かったかな。
 聞きかじった知識によると正しい枕の選び方は、
  1. 肩がちゃんと接地すること。
  2. 首を支えてくれること。
  3. 顔の角度が5度の姿勢になること。
らしいです。
 で、感想。
「馴染む……。実に! 馴染むぞッ!」
 というDIO風の感想を寝る前から考えていたのですが、まあ叫ぶほどの感動は無し。 でも、なんだか目覚ましより前に起きることが多くなったような気がします。 あと、寝た瞬間の感触がいいので ちょっとシアワセ。
 超オススメ~とまでは言えないけれど、寝不足とか肩凝りで悩んでる人は試してみるのもアリかも。

 ところでもう午前4時です。安眠を語って睡眠時間がなくなりました。ぐう。

プラス・わん、プラス・にゃん

 へーベルハウスの 『プラス・わん』『プラス・にゃん』に心惹かれます。
 別に、「犬が好きだー!」とか「やっぱり猫が好き!」とかいうわけではないのですが、単純に楽しそう。 CMを見てると、ネコが細い抜け道のようなところに入っていきます。あれが羨ましい。 腹ばいになりながら変な通路を通って、2つ隣りの部屋に行ったりしてみたいです。
 まあ実際にはネコの通路は通れそうもないので、人間向けに改造してもらうことになるのでしょう。 掛け軸の裏に抜け道があるだとか、どんでん返しがあるだとか、そういう家です。 玄関横の花瓶を回すと通路が現れるなんて大掛かりなのも魅力的。 もちろん防犯機能も万全で、泥棒が入ったら直ちに、カラカラカラカラ……! と、 鳴子なるこの音が鳴り響きます。
 名づけて『プラス・ニン』ということで如何でござろうか。

『三国志 第八巻 図南となんの巻』(吉川英治)

 中国史ものを読むときはいつも『もしもしカメよ』で時代を確認します。
 ♪殷 周 秦 漢 三国 晋
  南北朝 隋 唐 五代
  宋 元 明 清 中華民国
  中華人民共和国
 『水戸黄門』でも『どんぐりころころ』でも『ひなまつり』でも何でもいいんですけど僕はカメ派。 オラに元気を分けてくれ!ってな感じです。それは元気玉。
 そんなわけで三国志第八巻。 そろそろ あらすじ書くのもネタバレっぽくて気が引けて来たので以下読みたいかただけ反転してどーぞ。
 曹操の南征がするもホウ統の活躍と死を通し劉備は蜀を得る。 一方、魏では司馬仲達が頭角をあらわし、また呉と魏の戦いでは陸遜が活躍する。 曹操は魏王にのぼり、蜀は漢中へ進攻、劉備 遂に漢中王となる。そして関羽は魏の進攻に傷を負いながらも荊州を護る──
 ってなところまで。
 遂に漢中王にのぼった玄徳。五虎将軍なんてカッチョいいもの従えちゃって、その威容ここに極まれりっつー感じです。 というか、既に衝撃の第九巻も読み終わってるのでここに何を書いていいのかわからない。 わからないったらわからない。どうしよう。終ろう。

 注1:ホウトウの[ほう]は、《まだれ》 に「龍」という字。
 注2:ジュンイクの[いく]は「或」という字の、右から左下に向けて伸びる線が3本になった字。
 注3:荊州の[けい]は、草かんむりが《へん》にしかつかない字。

『三国志 第七巻 望蜀の巻』(吉川英治)

 帰りの電車で集中して読んでたら降りる駅を乗り過ごしました。おのれ吉川。

 赤壁の戦いに始まって、劉備軍の荊州獲り、老将黄中の登場、鳳雛の出盧、馬超と曹操の戦い、 そしてようやく劉備が蜀を獲ろうとするところまで。
 以下は早速ネタバレ感想です。
 うう……曹操が惨めすぎる。
「孔明も大したことねーなー。うははは」
 と、笑っちゃやられ、笑っちゃやられ。馬超にやられたときは髭切ってまで逃げる始末。 どーなのアンタって感じですが、ここまで負けてもまた盛り返すところはやっぱり凄いかも。
 一方の玄徳は漸く、本当に漸く蜀を取る気になったけど、遅いよ! もう。

『グイン・サーガ64 ゴーラの僭王』(栗本 薫)

 月刊で刊行されてたりする恐ろしいシリーズなので、ガンガン読んでかないとね。
 もう64巻目ともなると何書いてもネタバレなのであらすじは省略。 って、毎回言い訳してるような気がしますが……。
 まあいいや、以下ネタバレです。
 とにかくイシュト出ずっぱり。玉石を握って産まれてきた彼が、ついにゴーラの王座に手をかけた── ってなところではあるのですが、相変わらず幸せになれそうもないイシュト。 「たばかるな!」なんつって魔道士に斬りつけるシーンはカッチョ良かったけれど、 赤ちゃんができたと聞いていきなり吐き気を催すってのはどうかと。 つわりでもないのにお前が吐くなぁ。つわりだったらイヤだ。
 マルコがツッコミ役として成長してきたようなので、ちょっとはイシュトの精神安定に役立つと良いのですが。

『三国志 第六巻 赤壁の巻』(吉川英治)

 やっばい。読書記録が4冊分もたまってます。忘れ気味~。
 ええと、読み返してみると── 孔明の出盧しゅつろに始まって、 呉が何だか蠢動してて、新野の戦いがあって、趙雲の名場面・単騎行があって、孔明と周瑜の頭脳戦があって、 鳳雛先生ことホウ統の連環の計があって、そしていよいよ赤壁の大進撃──ってところまで。
 趙雲すごいなぁ張飛アホなのに。と、思った記憶があります。 もうすぐ赤壁だぁとワクワクした記憶があります。──なんて新鮮じゃない感想だ。

 注:ホウトウの[ほう]は、《まだれ》 に「龍」という時

絡新婦の理じょろうぐものことわり』(京極夏彦)

 シリーズの四作目を最初に読んでしまうという失敗をおかしたこのサイトの作者・大久保は、 一作目から三作目を読んだのちに改めて四作目を読み返すのでした。
 女は無残に目を潰されて死んでいた。 目潰し魔──平野祐吉の犯行と目される連続殺人事件の、四人目の被害者である。 しかし間もなく捜査線上に浮かんできた男の名は木場修太郎刑事を困惑させる。 その男・川島新造は木場の旧友だった。 一方、三人目の被害者・山本純子が勤めていた聖ベルナール女学院では、奇妙な噂が流れていた。 山本は、「黒い聖母」によって殺されたというのだ。 蜘蛛の巣のように交差する糸と糸。事件に関わった者は皆、その糸に絡め取られてゆく──
 つーか あらすじ書くの難しいよ、もう。
 冒頭のあらすじ(?)で書いた通り、再読なのですが面白い!  単純に僕の記憶力が悪いってのもありますが、それを差し引いてもいろんな発見があります。 巧みにシーンを挿入していく構成、伏線の張り方、キャラの使い方。 加えて、《一つの文章が頁や段の間を跨ぐことがない》 《頁の半ばで文章が終わることがない》という文章の凝り具合。うーん、凄すぎ。
 今作を読み終わったら、また一作目『姑獲鳥の夏』から読み返したくなってきました。やばいなぁ。

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