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『時間泥棒』(ジェイムズ・P・ホーガン)

 時間が欲しい。思う存分ぐうたらしても尚やりたいことが全部やれる時間が欲しいです。 今は ぐうたらするだけで精一杯。
 ある日突然、ニューヨークの時間の流れがおかしくなりはじめた。 時計の時間がどんどん遅れていく。しかも場所ごとに──同じ部屋にある二つの時計でさえも遅れかたが違う。 時間の歪みは電波の周波数にも影響を与え、通信もままならなくなっていた。 街中のあらゆる場所と同様に混乱に陥っていた警察は、ある著名な物理学者の説を受け入れることにした。いわく、
「この世界と交差する多次元のエイリアンが、我々の時間を少しずつ盗みとっているのです」
 つまりは、これを窃盗事件として扱うことにしたのだ。 途方に暮れるコペクスキー刑事だったが、やがて彼は、時間の遅れ方について、ひとつの共通点に気がついた。 そして──
 時間泥棒っていうとエンデの『モモ』を思い出しますが、あっちは偉大なファンタジー、 こっちは壮大なSFホラ話という感じ。いや、いい意味で!
 誰かが思いつきで言ったアイデアを悪ノリで発展させて物語にしちゃったみたいな話ですが、 それだけにテンポもよくって楽しいです。
 短くてすぐ読めるので、時間が足りなくても大丈夫。

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