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『ゴールデンボーイ』(スティーブン・キング)

 『恐怖の四季 春夏編』という副題のとおり、四つの連作のうちの前半2編を収録したのがこの作品。 ちなみに秋冬編というのがあの有名な『スタンド・バイ・ミー』と『マンハッタンの奇譚クラブ』ですが、 これは昔読んだので読書記録は書かない予定。 秋冬編は『刑務所のリタ・ヘイワース』『ゴールデンボーイ』の2作を所収してます。

『刑務所のリタ・ヘイワース ──春は希望の泉──』
 おれはこのショーシャンク刑務所で、40年近くもよろず調達屋をつとめてる。 タバコやマリファナ、ブランデーにチョコレート。 銃とヘビー・ドラッグ以外ならなんでも手にいれた。 だから、アンディー・デュフレーンが1949年におれのところへやってきて、 リタ・ヘイワースをこっそり監房にもぐりこませることはできるかと聞いたとき、 おれはあいよと請けあった。事実お安いご用だった──
 映画『ショーシャンクの空に』の原作と言ったほうが有名かも。 無実の罪で投獄された男・デュフレーンの脱獄を描いた物語。 脱獄そのものは地味といえば地味なのですが、さすがキングっってな感じの語り口で読ませます。 中でも一番やられたと思ったのが、磨き上げた石ころを「惑星のかけら」と表現するところ。 原語では「a piece of planet」とでもなるのでしょうか? かーなりカッチョいいです。参った。

『ゴールデンボーイ ──転落の夏──』
 トウモロコシ色の髪、ブルーの瞳、ととのった白い歯並び、軽く日焼けした肌。 まさしくオール・アメリカン・ボーイ。それがトッドだ。 自転車をこぐその顔には夏休み特有のまぶしい微笑が浮かんでいる。 少年が向かうのはアーサー・デンカーという老人の家。 その老人が実は、ナチ戦犯であるということは、トッドの他に誰も知らない。 少年は「ごきげんな話」が聞きたかった。それだけだった──
 こわー。序盤はトッドの、子供ならではの無邪気な残酷さに。 中盤はドゥサンダーの、目覚めた狂気と闇の深さに。終盤は……ってな感じでいろいろ怖い。 精神的に怖い本を求めるならオススメです。

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