『十三番目の人格 -ISOLA-』(貴志祐介)
主人公 賀茂由香里はエンパシー(人の感情を読む能力)の持ち主。 由香里はその能力を生かして、阪神大震災被災者の心のケアをするボランティア活動をしていた。 セラピストとしての力が噂になりはじめた頃、由香里は森谷千尋という少女を紹介される。 なかなか他人に心を開かないという彼女は、実は多重人格者だった。 そしてその13番目の人格は──ってなところでしょうか。
由香里の、特異な能力を持つが故の苦悩、いくつもの人格とのやりとり、 そしてISOLAの恐怖、謎……など、なかなか面白い作品でした。 今年1月に木村佳乃主演で映画化もされているそうです。
で、以下はネタバレ気味ですが、突っ込まずにはいられない。
「彼女が…磯良が、そこにいるのよ。わたしたちから、ほんの数メートルの場所に。 笑ってる。わたしたちに向かって、指を一本立てて振ってるわ」
おまえは宍戸錠か。
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