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『らせん』(鈴木光司)

 説明の必要もないくらいのヒット作。 でも「貞子が出てくる話」と言ったほうが通りがいいかも。
 前作『リング』でほとんどのネタはバレてしまっているわけで、 続編としてはどう展開するのかななどと思っていたのですが、 見事に前作の内容を裏切っていってくれます。
 一箇所、気になったというかツッコミたくて仕方なかったのが、 高野舞がビデオを見た後、貞子を身ごもったのがバレバレだということ。気づけよ安藤!  まあ、その時点で安藤もリングウィルスに感染していたことを思えば仕方のなのかもしれません。
 どっちにしても大筋に影響はないし、面白い作品でした。
 次作『ループ』ではどう裏切ってくれるのか、楽しみです。

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