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『グリーン・マイル』(スティーブン・キング)

 絶賛公開中!の映画の原作。 なるほど面白いです。
 1巻を読み終えた時点では正直なんでもなかったのですが、 4巻、5巻あたりでは先が気になって仕方ない状態に。語り方が上手すぎ。
 全6巻の大作ですが、1冊あたり150~200ページ程度なので読みやすく、オススメしやすい本。 キングによると1冊につき1ヶ月ずつ待って読むのが正しい読み方らしいので、そう読んでみるのもいいかも。
 映画も見に行ってみようかな。

『時計仕掛けのオレンジ』

 スタンリー・キューブリック監督の代表作。
 タイトルがどーしても気になって見てしまったのですが、まさに「悪夢のような物語」。
 音楽とか映像的な部分では面白かったけれど、 これだけ人間の嫌な部分を見せられると辛いです。
 次は何か優しい映画を見よう、そうしよう。

『時計仕掛けのオレンジ』
監督:スタンリー・キュービック/主演:マルコム・マクドゥウェル

たのみこむ

 テレビで 『たのみこむ』というサイトの特集をしていました。 ちょっと見に行ってみたところなかなか面白そう。 ナイトライダーカーナビなんて結構魅力的です。 ターボブーストボタン押したら
「マイケル!助走が足りません!」
 とか言ってくれるのでしょうか。
「飛ぶんだ!」
「ひゃっほー!」
 楽しそう。
 ぼくも何か商品企画してみたいものです。 ドラゴンボールのドラゴンレーダーとかどうでしょう。 もちろんドラゴンボールを探すのは無理なので他の物を探します。 例えばすぐに失くしがちな……テレビのリモコンとか。
 ぴこーんぴこーん。「北北西に50cm!」
 7つ揃えると、どれが何やら分からなくなります。

『嗤う伊右衛門』(京極夏彦)

 昨日の読書記録とは対照的。
一冊が厚く密度も高く、しかもこれ この先 酷いことになるんだろうなと思いながら 読んでいるとその予想を上回るくらい酷いことになっちゃったりして、 読後に「う~ん」と唸ってみたくもなるのが京極夏彦の本ではないかと。 まだ2冊しか読んでないのに適当なことを言ってますが。

 『嗤う伊右衛門』はあの有名な四谷怪談の、お岩さんにまつわる話。 当時の資料を綿密に調べた上で、作者なりの解釈で書き上げた新しい話になっているようです。 というわけで、原典の四谷怪談を読んでから読むと一層面白いかも。 知らなくても面白かったけど。

 追記:うそでーす。同氏の本を数冊読んで、印象が変わってきました。オススメ。

『小さな星の奇跡』(メアリ・H・クラーク)

 もうのっけから「ハッピーエンドになりまっせー」と主張しているかのようなタイトル。 これで悲しい終わり方をした日にゃぁJAROから訴えられてもおかしくないじゃろ。
 最後には何もかもうまくいくはず、それが分かっているのにも関わらず、 最後まで読んでしまうのは人物の描き方がうまいからでしょうか。 クラークの作品は数冊読みましたが、割とどの作品もそんな感じ。 話も比較的短いものが多いし、読後感が良いので気軽に読めて良いです。

1+8

 スポーツニュースを見ていて爆笑。 ヴェルディの武田の背番号が「1+8」番になったとか。 そんなおもろいワガママが許されていいものでしょうか。
 とか言ってたらメジャーリーグにも足し算背番号の選手がいるとのこと。 さらにセリエAのイバン・サモラーノという選手も以前から背番号「1+8」をつけているとか。
 なんかもう背番号に対する常識をひっくり返されたような気分です。
 こうなったらもう自然数でなくてもいいのでは。円周率とかどうすか。 3.1415926535……と体中に書かれたユニホーム。 書き忘れた所だけ喰われます。くわばらくわばら。

『私が彼を殺した』(東野圭吾)

 容疑者は3人のフーダニット(who done it)。
 3人ともに動機があり、チャンスもある。 そして何より皆、こうつぶやく。
「私が彼を殺した...」
 どんな話か全く知らずに読んでしまったのですが、まさかこんな終わり方だとは!
 同じ気分を味わって欲しいので、多くは書きません。とりあえず読んでみてください。 あーもう。いや、ちゃんと小説として面白いから大丈夫です。くー。

ラッパ我リヤ

  ラッパ我リヤって文字化けみたい。

『らせん』(鈴木光司)

 説明の必要もないくらいのヒット作。 でも「貞子が出てくる話」と言ったほうが通りがいいかも。
 前作『リング』でほとんどのネタはバレてしまっているわけで、 続編としてはどう展開するのかななどと思っていたのですが、 見事に前作の内容を裏切っていってくれます。
 一箇所、気になったというかツッコミたくて仕方なかったのが、 高野舞がビデオを見た後、貞子を身ごもったのがバレバレだということ。気づけよ安藤!  まあ、その時点で安藤もリングウィルスに感染していたことを思えば仕方のなのかもしれません。
 どっちにしても大筋に影響はないし、面白い作品でした。
 次作『ループ』ではどう裏切ってくれるのか、楽しみです。

『西の善き魔女 外伝1 金の糸紡げば』(荻原規子)

 そろそろ読書に関する雑食っぷりがバレてくる頃。

 作者の紹介によると 「ど田舎から出てきたフィリエルが、一国の女王に指名されるまでの経緯」を描いたシリーズの、外伝です。 なんだか身も蓋もない様な気がしないでもないのですが、まあ その通り。でも何か久々に聞きました。ど田舎。
 本編はいかにもファンタジーらしく、世界の謎みたいなことも絡んでくるのですが、 この外伝は「ど田舎」時代のお話。いかにも外伝的な話なので本編を読んでないと意味ないかも。
 というか、本編の最終巻を読む前に読んだので、ネタバレ気味のところがあって失敗でした……。

『初ものがたり』(宮部みゆき)

 「季節感を織り交ぜながら、捕物もある人情小説」です。 作者の言葉をそのまま使うと説明が楽。なるべくこの手を使おうかと思います。
 宮部みゆきの小説を読むたびに感じるのは「うまいなぁ」ということ。 なんか妙に偉そうな言い方になってしまいますが、思うんだから仕方がない。 「降り始めの雪はにぎやかだ」の下りなんか本当にうまいなぁという感じです。
 ちなみにこの話、出てくる料理がやたらと美味しそう。

『キリンヤガ』(マイク・レズニック)

 キリンリキっていうポケモンがいるのですが全然関係ないですごめんなさい。
 時は22世紀。 アフリカの部族キクユの民は、地球を離れ、ある惑星へ移住することを決めた。 欧州の文化によって変貌してしまったケニアには、もうキクユの居場所はない。 失われたユートピア「キリンヤガ」を築きあげるべく、彼らは再び伝統的な生活を営み始める──
 ってな感じのストーリー。 キリンヤガを「正しい方向」へと導く 祈祷師ムンドゥムグ コリバの一人称で、歴史が静かに、しかし確実に変わっていく様が語られます。
 いくつかの小編が積み重なって一つの物語になっている形式なのですが、 中でも『空にふれた少女』が特に印象的でした。
 変わらない生活にユートピアを見いだすコリバの思想。 ある一面では非常に正しいとは思うものの、人間というのはそうじゃない、 変わっていく生き物だからこそ人間たりえるのではないかなぁなどと 分かったような分からないような事を考えさせられる作品でした。
 なんだかこの感想だとややこしい本みたいですが、実際は読みやすい本なので良かったらどうぞ。

『捜査官ケイト』(ローリー・キング)

 「捜査官毛糸」と変換されて腰砕け。 なんかモコモコしてそうです。ヒマさえあれば毛玉とってる捜査官。それはどうかと。
 女性捜査官ケイトはパートナーの捜査官アル・ホーキンとともに連続少女殺人事件の 犯人を追う。捜査線上に浮かび上がった美人画家の秘密とは──
 ってな感じでしょうか。すごい大雑把ですが。
 ケイトとアルのやりとりや、人間関係、捜査過程、クライマックスのサスペンスなど面白い作品でした。 なんかもうちょっとアルは頑固者でも面白い気がするのですが、 まあそのへんは好みです。
 ちなみにローリー・キングはホームズのパスティーシュ 『シャーロック・ホームズの愛弟子』というのも面白かったのでオススメ。

片手割り

 昨日の話。という書き出しの日記もどうかと思いますが昨日の話。 あまりに暇だったので料理に挑戦してみました。
 目玉焼き。
 「そんなの料理じゃねぇだろ」というお怒りもごもっともなのでハムを追加してみました。
 ハムエッグ。
 なんてゴージャス。
 というか、いまの僕の料理能力ではこのへんで精一杯なのです。
 しかしただ漠然と焼くわけではありません。目標を定めてみました。
 それがタマゴの片手割り。
 なんだかタマゴを片手で割る人は料理が上手そうに見えると思いませんかぼくだけですか?  アチョアチョ言いながら次々にタマゴを割ってみたいものです。コツ教えてくれる人募集中。

『死亡遊戯』

 こんな天気のいい日に暇だとなんだかヘコみます。85ヘコくらい。

 まあヘコんでても仕方がないので、 なんとなくTSUTAYAに行って なんとなく目に留まったブルース・リーを なんとなく借りてみました。 彼の映画をちゃんと見るのは初めてだったりします。 『燃えよドラゴン』にしようかと迷ったものの、 トラックスーツが見てみたかったのでこっちに。
 アチョ、アチャアチャ、ホワァァァ!
 で。ちょっとビックリするくらいつまらないです。 意外性の欠片もないというか。 カンフー映画のシナリオというのはこんなもんでしょうか?  うーん。
 まあ他の映画やマンガやゲームなどの原型になったと思われるシーンが いくつもあったので、そういった意味では面白く見られましたアチョ。


『死亡遊戯』
監督:ロバート・クローズ/主演:ブルース・リー

『マトリックス』

 『アルマゲドン』に続いて『マトリックス』です。 なんか急にTSUTAYAに通うようになってます。 映画見に行ったりしたのもこの辺の流れだったりします。 プレステ2買って浮かれてるのがバレバレ。まあいいけど。ええ、浮かれてますとも。

 で、面白かった。  ストーリー的にはまあ、ツッコミたいところもないではないのですが、 とにかくカッチョいいので許せてしまいます。 激しいアクションのあとのキメポーズがまたカッチョいい。 「Dodge this! (よけてみな!)」のシーンでのトリニティの立ちかたが やたら気に入ってます。
 各所での評判通り、映像だけでも見る価値ありなのではないかと。

 ってなわけで、マテリアルとして、例の反転カタカナ画面を作ってみました。 苦労して作ってみたものの全然意味ないです。なんだこりゃ。

『マトリックス』
監督:ラリー・ウォシャウスキー&アンディ・ウォシャウスキー/主演:キアヌ・リーヴス

『本当は恐ろしいグリム童話』(桐生 操)

 一昨年あたりにやたら売れていた本。 もらったので読んでみました、が、なんであんなに流行ったんでしょうか?
 誰もが知ってるグリム童話を捕まえて「本当は残酷な表現が」とか「本当は性的な表現が」とか言ってますが、 結構勝手な解釈によってつけくわえられた部分も多いようで……。 初版本を忠実に訳したものも同時に収録しておいてくれればいいのですが、それもないまま 「誰それの解釈によればこれはこうである」なんて言われても、どうも納得できません。
 あるいは、勝手に解釈するという前提にしてしまって、元から飛躍した物語にしてしまうというのなら、 それはそれで面白いかとも思うのですが、そういう訳でもないし……。 例えばこれをホラーとして読むにはちょっと文章が弱い気がします。
 ちなみにこの本、 松本侑子さんの著作『罪深い姫のおとぎ話』からの盗用が行われていると いうことで訴えられ、現在も裁判が進行中とのことです。 本当ならひどい話。
 なんだか散々な書きようになってしまいましたが、つまらない訳ではないです。 簡単に読めるので話のタネに読んでみるのもいいかも。
 ……今日は偉そうな読書記録になってしまいました。

未来カー

 すっげーーー久々に車を運転しました。怖っ!
 しかもオートマなんて教習所で乗って以来です。怖っ!
 アクセル、アクセル、ブレーキ、ブレーキ、パーキング。怖っ!
 いや、家から最寄り駅まで行っただけなので、全然大したことないのですが。

 しかし、ナイト2000のような人工知能搭載の車はいつになったら現れるのでしょうか。 21世紀まであと数ヶ月だというのに、いまだにエアカーも走ってなけりゃ透明なチューブ形の 道路もありません。プリウスなんかで「間に合いました」とか言ってる場合じゃないですよ トヨタさん。
 まあキットほど賢い人工知能は無理としても、ある程度定型の対話を想定した 人工知能もどきなら今の技術でもなんとか作れるんじゃないかっていう気がします。
「今日はどこにいくのニャ?」
「用賀にいくのニャ?」
「用賀ってムネきゅん?」
「用賀って目に見える?」
 そして10日目に訪れる別れ。
「いままでお世話になりましたなのニャ……お別れなのニャ……」
 車は販売店に帰っていきます。詐欺じゃん。

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