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『本当は恐ろしいグリム童話』(桐生 操)

 一昨年あたりにやたら売れていた本。 もらったので読んでみました、が、なんであんなに流行ったんでしょうか?
 誰もが知ってるグリム童話を捕まえて「本当は残酷な表現が」とか「本当は性的な表現が」とか言ってますが、 結構勝手な解釈によってつけくわえられた部分も多いようで……。 初版本を忠実に訳したものも同時に収録しておいてくれればいいのですが、それもないまま 「誰それの解釈によればこれはこうである」なんて言われても、どうも納得できません。
 あるいは、勝手に解釈するという前提にしてしまって、元から飛躍した物語にしてしまうというのなら、 それはそれで面白いかとも思うのですが、そういう訳でもないし……。 例えばこれをホラーとして読むにはちょっと文章が弱い気がします。
 ちなみにこの本、 松本侑子さんの著作『罪深い姫のおとぎ話』からの盗用が行われていると いうことで訴えられ、現在も裁判が進行中とのことです。 本当ならひどい話。
 なんだか散々な書きようになってしまいましたが、つまらない訳ではないです。 簡単に読めるので話のタネに読んでみるのもいいかも。
 ……今日は偉そうな読書記録になってしまいました。

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