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『ファイアスターター』(スティーブン・キング)

 このタイトルはもしかして?と思って読んでみたところ、ビンゴでした。 どうやら宮部みゆきに『クロスファイア』を書かせた作品です。
 「ザ・ショップ」と呼ばれる 組織に追われる父娘、アンディとチャーリー。きっかけはアンディが苦学生時代に 受けた薬物投与実験だった――
 痛む頭、死への恐怖と闘いながらの逃亡シーン。 チャーリーの、自身の力に対する畏れ。ジョン・レインバードの静かな狂気。 それらがスピーディに展開されててかなり面白い。
 冒頭にも書きましたが、宮部みゆきの『クロスファイア』はこの作品から モチーフを得ているようなので、併せて読んでみるのも面白いんじゃないかと思います。

『海の上のピアニスト THE LEGEND OF 1900

 お休みってことでぶらっと映画を見に行ってみました。 『シュリ』か『スリーピーホロウ』あたりを見るつもりで、でも全然調べずに渋谷まで行ったところ、 109近くの映画館で「水曜日は1000円」の文字を発見!  「これや! この映画は確か、おすぎもオススメや!」とか思いながら入ったのですが、 これだけ1800円でしたガ~ン。まあいいけど。

 で、内容ですが、映像と音楽がとてもキレイ。  ひどく揺れる船の上で、踊るようにピアノがすべるシーンなんかはとてもファンタジックです。 おっさんしか出てないのがちょっと何ではありますが まあ仕方がないとして。
 ただ、どうしても主人公1900(nineteen hundred)に共感できなくて……。
 以下はネタバレになりますので、まだ見てない方は読まないようがよろしいかと。 超感動!ってひとも読まないほうがよろしいかと……。

 海を見るんだと言って船を下りようとした1900。 「船の上からでは海の声は聞こえない、 船の上から見た海と、陸から見た海では違うはずだ」と言った1900。 それなのに、結局は陸を、外の世界を、船のタラップから見ただけで「無限の世界」と 決めつけてしまい、また船に戻ってしまう……。
 それは違うのではないでしょうか。そこでの一歩が、未知の世界に踏み出す一歩が「勇気」と 呼ばれるものなのではないでしょうか。
 仮令その世界が「無限の世界」だったとして、終わりのない恐怖が襲いかかってくる世界だとして、 それでもその中で生きていくのが人間の強さだったり、 素晴らしいところだったりするのではないのでしょうか。
 そして1900は最期の時も船で迎えることを選びます。 陸にあがれば、そこには無限の可能性が広がっているというのに……。
 たとえ何があっても、自分で死を選ぶなんて馬鹿げています。 1900自身が言うように、人間は無限なのだから。変わっていく生き物なのだから。
 ぼくがマックスの立場だったら、力ずくでも1900を陸に連れていっただろうと思います。
 どうしても陸で暮らせないというのだったら、その時はまた別の船を探せばいい。 こう言ってしまっては話が成立しないのかもしれないけれど、 要はそのくらい可能性があるということが言いたいのです。
 まあ所詮、栃木産まれのぼくに1900の気持ちは分からんということかも知れませんが。


 今日は随分真面目に書いてみました。 作り手の目的が共感させることではなく、考えさせることが目的だとしたら、成功なのかも。

『海の上のピアニスト THE LEGEND OF 1900
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ/主演:ティム・ロス

『アルマゲドン』

 プレステ2買いました。ゲームやり放題のDVD見放題です。しかもリージョンフリー!  いや、どうせ英語分からないので意味ないんですけど。
 とりあえずゲームは 『リッジレーサーV』を購入、DVDは 『アルマゲドン』をレンタルです。
 リッジレーサーはさすが! 秒間60フレームの滑らかな映像が気持ちいい。
 アルマゲドンは冒頭の松田聖子登場に不意をつかれました。
「私は買い物がしたいのよ!」
 とか言っただけで出番終了というどーでもいい役なのですが、 結構存在感があったようななかったような。
 本編の内容はベタだなぁと思いながらも要所要所でグッと。こう。
 約束したから……というシーンとか、最期のメッセージとか。 計算通りじゃんとか思いながらも目頭が。面白かったっす。

『アルマゲドン』
監督:マイケル・ベイ/主演:ブルース・ウィリス

『三国志 第十巻 五丈原ごじょうげんの巻』(吉川英治)

 HONDAのASIMO、SONYのSDR-3Xを超える脅威の二足歩行ロボットと言えば中国の 「先行者」 ですが、中国のロボット工学はなんと1800年も前に起源を発するのです。 それが、かの諸葛亮の作った木牛流馬──って、流石に無理があるな。 「七実三虚」(七割が史実、三割がフィクション)なんて呼ばれる三国志のなかでも、 どー考えても「虚」だろっていうエピソードのひとつが木牛流馬の下り。 嘘つけコラァなんて思いながら読んでましたけど、まあ面白いからいいか。
 考えてみればこの三国志の舞台は、あの『西遊記』の400年以上も昔のはなし。 仙人や妖怪なんて平気で存在してた時代ですから、木牛流馬の100台や200台存在してても どーってことありません。 孔明の使う八門遁甲の術だって、本当に奇跡をおこすほどの凄いものだったのかも。
 それに、たとえこれが全て虚構だったとしても、孔明にそこまでの能力を持たせたいと願った民衆の気持ちがあるわけで、 やっぱりそれはそれで面白いなと思います。
 さて、これで三国志全巻を読み終わって、かなり満足。 そのうち他の人の書いたものも読んだる予定です。でもしばらくは中国物から離れようかな……。

 蛇足:『西遊記』で三蔵が唐を出発したのが629年、 『三国志』で劉備達が桃園の誓いを立てたのが184年ということです。 ついでに『封神演義』は紀元前11世紀。さすが歴史が違うアルね。

掲示板

 新しく掲示板を設置してみました。もうちょっとしたらちゃんと移行します。

 しかしこれ、普通「掲示板」とか「BBS」とか言うようですが、 BBSというのが何の略なのか未だに知らなかったりします。Black Board System?
 掲示板にしても黒板にしても、実際のものは割とすぐに書き換えられてしまうので、 あんまり会話が長続きすることは少ないような気がするのですがどうでしょうか。
 むしろ会話が続くのは理科室の机に書いた落書きとかそんなの。
まあだからといって「フリー理科室の机」とか「レンタル理科室の机」とか言われても困りますが。 オプションでガスバーナーとかついてきそうです。

 追記:Bulletin Board Systemだそうです。Bulletinは広報の意味。

絡新婦の理(じょろうぐものことわり)』(京極夏彦)

 厚い。重い。弁当箱かっつーくらいのサイズで嫌になっちゃいますが中身は面白い!
 蜘蛛の巣のように絡み合った二重、三重の事件と、それを解いていく個性あふれる主人公達。 クライマックスの解体(憑き物落とし)シーンも圧巻です。
 まあ、非常にややこしくて、長くて、読むのに体力が要る(いろんな意味で)本なので 万人にはオススメできませんが、ぼくは面白く読めました。
 ちなみに、タイトルや装丁からホラーと勘違いしがちですが(ぼくだけ?)ミステリです。
 実はシリーズものなので 『姑獲鳥の夏うぶめのなつ』 から読み始めるのが正解らしいです。ちょっと失敗。

鍵その後

 先日、自転車の鍵をなくしたという話を書きましたが、 本日めでたくスペアキーが見つかりました。 ちょうど昨日つけかえてもらったところでした。 ああもう全然めでたくない。

クマ最高

 久しぶりにゆっくりお休み。 なんかいろいろここに書くことがあったはずなのですが、気が抜けて全て忘れました。
 ぼけー。
 マンガ版のジャイアンの歌はボエーです。ホゲーも可。
 何を言ってるんだか分からないけど、 とりあえず今日の収穫は鉄腕DASH!スペシャルを見られたことです。閉じ込められたクマのリアクションが最高です。

『三国志 第九巻 出師すいしの巻』(吉川英治)

 読めるけど読めないんすよ、「出納」って。 まず「しゅつのう」という読みがボワンと浮かんだあとで、一瞬遅れて「すいとう」という読みがでてきます。 だってぇ、すいとうっつったら水筒だしぃ。──つまりタイトル読めませんでした。

 以下はネタバレ感想。
 第九巻では関羽の死に始まって、曹操、張飛、黄忠──そして劉備までが九泉に赴くことになる。 残された孔明はその智略で南蛮を王化、 そして、前主の大望であった中国統一を目指して出師の表を奉る──
 って、ええ!? 曹操も劉備も死んじゃったよ、おい!?  歴史物だから当然といえば当然なのですが、こうも続けざまに死んでいくとは……。 いや、でもこのあっけなさにこそ意味があるのかも。
 南蛮征伐の話は、突然舞台が異国へと場所を移すのですごく新鮮。 木鹿王もくろくおうの猛獣部隊なんて本当にいたのでしょうか。 急にファンタジーっぽくなってきたけれど面白いです。
 そして個人的に非常に重要な場面、孔明が自らの罪に涙するシーンがあります。 そーなんすよ! どんな大義名分があろうとも、劉備や孔明のやってきたことは沢山の血を流してきたのです。 それなのに、孔明は仁も徳も全て備えた非の打ち所のない人物である──という風に描かれているのが ひっかかっていたので、このシーンで何か つかえが取れたような気持ちがしました。
 あと一巻。


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